アメリカブランドのコーチがケイトスペードを買収発表

photo from https://www.jackspade.com/

コーチがケイトスペード買収というニュースについて

うーん。。コーチか。。正直、コーチに対してあまり良いイメージがないんですよね。コーチはアメリカ生まれのブランドで高級志向の皮バッグ製品をメインにしていたのですが、今ではもはやアウトレットのコーチという安っぽいイメージしかないです。

アメリカの至る所のアウトレットモールにコーチ店があります。10年前位にはアメリカのアウトレットモールのコーチ店で日本人のバイヤーが安い値段で爆買いして、日本で高い値段を付けて売っていたみたいですし、実際にそのバイヤーの人から話を聞いた事がありますが、相当儲かっていると当時は言っていました。現在ではもうそんな商売はきっと成り立たないだろうな、と思いますが。

ケイトスペードが身売り先を探している、というニュースを以前目にしていて、「え?!ケイトスペイドが身売り?まだまだイケているブランドと思っていたけど、ビジネスがやばいのか??」と不思議に思いましたが、投資家の意向で、さらなる発展の為に大きな企業の傘下に入る選択をしたみたいですね。でも、それがコーチか。。

ケイトスペード、勿論女性向けの商品ですが、結構好きだったんですよね。可愛い商品が多くて、デザインも個性的で。そして値段もこなれていて。

ケイトスペードのデザインチーム等はそのままキープして、コーチ経営陣がケイトスペードの経営戦略のかじ取りをしていくと思われますが、ブランドの安売りはしないでもらいたいですね。

コーチ側としては、ケイトスペイドはまだまだ成長途中で更にコーチブランドがケイトスペイドの若い客層も得れるのではないかという見込みもあるみたいですね。

日本でも受け入れられるのでは?メンズのジャックスペード

アメリカでイケているメンズが少ない中、ケイトスペードのメンズラインのジャックスペードはアメリカの中ではオシャレなブランドではないかと思っていました。

ブランド名もケイトスペードニューヨーク、ジャックスペードニューヨークとニューヨークが強調されている様にNYから生まれたブランドです。

ジャックスペードのバッグや小物を見ていると、日本人としては「お!良いかも」と思う物もあるのですが、以前ロサンゼルスとニューヨークのファッションは全く違うという記事でも明記した様に、ロサンゼルスは車社会で、男性がオシャレバッグを持ち歩く事は本当にまれです。

LAはそこまでオシャレに敏感でないだけ、と単純に言えるだけかもしれませんが、若い男性、学生はバックパック(イケてない皆同じようなバックパック。。)で、ある程度の年齢の男性達はバッグ自体を持ちません(勿論ビジネスで必要な人はビジネスバッグを持ちますが)。

以前はロサンゼルスのベニスにあるアボットキニーという洋服店、雑貨店やレストランが並んでいる通りとオレンジカウンティーのニューポートビーチにあるファッションアイランドというモールに、ジャックスペード店があったのですが、両方の店ともクローズしていましたね。

上記の理由からみても、ロサンゼルスでジャックスペードは売れないのでしょうね。

日本人が好みそうなデザインだとは思います。アメリカの中だとおしゃれなデザインと思うのですが、日本のバッグブランド達とジャックスペードを比較すると、日本ではイケているかっこいいバッグブランドは沢山あるので、ジャックスペードはデザイン的には弱いかもしれませんね。ニューヨーク生まれという日本人が好きそうな名前の強みはありますが、やっぱりちょっと弱いかな。。

ちなみにケイトスペードは日本では非常に受け入れられていて、お店が沢山あるみたいですね。分かります。日本受けしそうなデザインだと思います。

まとめ

コーチだけでなく、ケイトスペードもアウトレットモールに沢山出店しています。勿論、レギュラーの直営店もあり、尚且つアメリカのほとんどの主要デパートにも商品を置いています。

さらに今後はコーチ経営陣の戦略で、商品が出回りすぎて、どんどん希少価値が無くなってきて、ブランド価値が低くなってしまう恐れがあります。

ファッション業界は本当に流行りすたりが激しく、一気に売れてはあっという間に売れなくなってしまい破綻してしまいやすい業界だとつくづく思います。

過去記事にも明記した様に、特に最近アメリカの小売業界は厳しい状態です。ケイトスペードが悪い方向に流されない事を願います。

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