海外に一定期間だけ住んでいる人にとっても、状況に応じて多少の心配毎になるかもしれませんが、これからも海外にずっと住んでいくんだろうな、と考えている人達にとって、きっとあるあるであろう、将来の心配事ってなんでしょうか?
それは、ずばり親の事です!
勿論、海外現地に親を呼んで一緒に住んでいる方や、日本に親の事を完璧に面倒を見てくれる方が居る方にとっては、問題ではないのですが、もしくは問題ではないと思っているだけかもしれませんが、、多くの海外在住者にとって、親の事を心配に思っています。
では、具体的にどういった心配事があるのでしょうか。私の考えで明記していきます。
急に何か親に起こった時、直ぐに行く事が難しい
これはロケーションにもよるでしょうが、私の住んでいるアメリカのカリフォルニアからからだと飛行機で12時間、プラスLAX空港まででも約1時間、私の場合、実家が田舎の為、東京からでも大阪からでも時間がかなりかかります。
勿論、飛行機のチケットもすぐには取れないでしょうし、早くても翌日発の便とかになる事でしょう。そして、時差により更に1日プラスになってしまいます。
親が歳を取ってくると、こういう覚悟は常に持っておかないといけないと思っているのですが、急に体調が悪くなり危篤状態になった、と連絡が日本より来たとしても、上記の様に実家に到着できるのは、連絡日より3日後位になってしまうと思います。
危篤状況から3日間も持つのか?勿論、危篤の内容にもよりますが、おそらく間に合わない事もあるでしょう。親の死に目に会う事が出来なくて、私は後悔しないのか?
それが父の場合、母は私を責めるでしょう。なんで、アメリカに住んでいるのか、親不孝物!と。。そう考えると、とても悲しい事です。
親の介護をどうするのか?
危篤状態とかではなく、長期介護が必要な状態になった場合にどうするべきか。私には兄弟が居ますが、事情があって兄弟に介護をお願いする事は出来ません。
そうなった場合、どうやって介護をする事が出来るのか?1か月のみと分かっているならば、その間だけ一時帰国して介護も可能でしょうが、それが1年か2年か、もしくは5年か?予想不可能な場合はさすがに一時帰国は無理でしょう。
病気ではなく、ぼけ始めてきたらどうしたらいいのか。
正直、今の段階では一体どうすべきなのか分かりませんが、そういう時が来る、という覚悟だけはしています。
面倒を見てくれる兄弟が居る場合は、その兄弟との良い関係性を保つ事が出来るのか?
幸運にも親の介護をしてくれる兄弟が居るとしたら、それはとてもありがたい事だと思います。しかし、その面倒を見てくれる兄弟は、海外に住むあなたの事をどう思っているでしょうか?
いいよ、いいよ、と言ってくれたとしても、本当はそんな簡単な事ではないでしょう。もしかしたら、こんな事を思っているかもしれません。
何で私ばかりがこの大変な事を請け負っているのか?
介護費、入院費等の金銭的負担は介護をしていないあなたが払うべきでしょう。
海外で気楽に住んでいて、これで財産分与が半々ならば絶対におかしい!
きっと、色々とお金の事やサポートの内容や帰国条件は曖昧ではなく、具体的に話し合うべきなんでしょうね。そうしないで、兄弟が面倒見てくれるから大丈夫、と思っていたら、それは一方的な思い込みであって、きっと兄弟、姉妹という良い関係性は保てない事でしょうね。
もし、親の介護の為に完全帰国するとしても、その場合に今更日本に馴染む事が出来るのか?
アメリカに10年以上住んでいると、日本に住む日本人と比べて、良い部分も悪い部分も含めて、きっとアメリカ的な考えや行動に変わっていると思います。もし今、日本在住時に勤めていた会社に再度入社しないといけないと考えたら、当時6年間働いて来た会社にも拘わらず、絶対にそこで上手くやっていけるとは到底思えません。
友人とかとは上手くやっていけるであろう、以前の様な関係性になれるかな、と期待も込めて想像出来ますが、親の介護となると、田舎に帰らないといけない為、近所付き合いもとても重要になってきますが、周りの人達と上手くやっていけるのか。。
とても考えられない事です。。
まとめ
まだ両親共に元気でいてくれている状態なので、近々の事ではないかもしれませんが、もうこういう事を考えるのに十分な年齢に達しているので、きちんと自分の考えを持ち、覚悟をしておく必要性はあると思っています。
仕事の関係性もあり、日本の両親に会う為に帰国する、という事も難しかったのですが、今後は両親の為に年に一回は帰国する、親の調子をチェックする、という事をしないといけない事でしょう。そうする事で少なくても親孝行になるのでしょうね。
海外で住んでいると、こういう心配事があります。海外で住む予定の人は、こんな事もぜひ一度考えてみてはどうでしょうか?海外は留学の2年のみで、その後帰国するから、そんな事考える必要はない!と思っていても、留学後に結婚して海外在住になった人は沢山いますよ。