OPTからH-1Bビザを取得する為の計画性の大切さ
前回のOPT編の続きです!
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渡米後の大学生時代から、とにかく計画性を持って仕事の事を考えておいて下さい。アメリカ人同級生とかだと、結構のんびりしている人も多いです。とりあえず1セメスターで1,2クラスずつとって、そのうち卒業して、バイトでもして、、それからちゃんと仕事を探そうかな、、みたいな。
当然、留学生だと最低取得単位があり、忙しい日々を送って、とにかく卒業しないと!という人も多いかもしれません。でも忙しい日々の中でも休みの日等に将来設計をある程度しておいて、学生時代からコネクションを作ったり、仕事を探して接触をしたり、希望の仕事を見つけれたら、早い段階からレジュメを送っておいたり、いつもビザの問題が付きまとう私達外国人は色々とアクションを起こしていく必要があります。
学校卒業後にアメリカに残りたいが為に、とりあえず採用してもらえる所にoptとして入って、当然の如く次のH1-Bビザに繋げる事も出来ず日本に帰国してしまう人、もしくは再度学校に戻って学生ビザをキープしてアメリカに意味もなく残る人、不法滞在してしまう人等々。。勿論計画通りなんか人生上手く行くわけは無いのですが、H-1Bビザを取る為という意味では、ある程度の計画、見通しを立てておく事はとても大切な事だと思います。
OPTの段階からその会社にH-1Bサポートをしてもらう為に、上司、会社のトップの人にその意思をきちんと明確に伝えておかないといけません。申請金や弁護士費用の金銭的な事や、会社側も申請の為の資料をかき集めないといけません。そして早い段階から弁護士に面会をして、あなた自身が申請条件を満たしているのか、会社は条件を満たしているのかを判断してもらう必要があります。色々とお金も時間もかかるのです。とにかく早めにアクション!
H-1B 就労ビザとは?
前持って重々お伝えしておきますが、私がH-1Bビザを取得したのはもうかなり前の話になりますので、それからは色々と内容等も変わっている事と思いますし、これからもトランプ大統領の影響で更に変わっていく可能性がありますので、私の経験を参考にして頂いて、実際は移民弁護士にご相談くださいね!
ではまず、H-1Bビザについて簡単に説明すると、3年間アメリカで働く事が出来るとても一般的に使われているビザです。その後3年間延長申請が出来る。永住権を申請してある段階まで進むと、H-1Bビザを1年ずつ延長申請出来る。基本は大学学士号以上の学位が必要です。また大学学位と仕事内容が一致している必要があります。
そして、年間の発行制限があるという部分が重要になってきます。ある程度の募集が集まったら、まずは抽選してその抽選に通った人が審査されます。それはもはや運ですよね?!ちょっとおかしくないですか?審査してパスした人を抽選にするなら、まだ分かるのですが。。とっても優秀な人でもまず抽選で”さよなら~~”と落とされるんですよ。。
H-1Bビザ申請編
毎年4月1日から募集が開始されます。私が応募した年はなんと、2日で募集を締め切ってしまいました!!資料等がギリギリになってしまい、3月31日に資料が整い、翌日弁護士に速達で郵送しようかと思っていたのですが、なぜか不安になってその日の内に、片道フリーウェイで1時間半位かけて手持ちで弁護士に持っていきました。そして4月1日に弁護士事務所から応募してもらう事が出来ました。。もし郵送にしていたら、1年に1回の応募に間に合う事が出来なかったのです。。とにかく今考えてもラッキーでした。
さらに上記の様に1日で募集に対してはるかに申請数が多かった為、まず抽選でふるいにかけられました。私はその抽選に通ったのです。ちなみに同じ会社の人も一緒に申請したのですが、その人は抽選で落とされていました。私は非常についていました。
しかし、中々申請が通ったという連絡が無く、もんもんとした日々を送っていた様な気がします。そして、実際に就労ビザで仕事が始められるのが10月1日からです。現在は状況が変わったみたいですが、私が申請した時はOPTがそれ以前に切れた場合はアメリカに滞在する合法的なステータスが必要だったので、仕方なくお金を払って語学学校に在籍して、学生ビザを10月1日までキープしていました。
結論
早めのアクションを起こす事がOPT編と同様大切です。弁護士探しやら、会社側の準備等も含めて時間がかかる事です。勿論サポートしてもらう会社ともきっちり話し合いをしないといけませんし。
最近はアメリカに渡米してくる人が減ってきている為、もしかしたら抽選とかも無くなっているかもしれませんが、またトランプ大統領の一声でアメリカ人の雇用を守る為に厳しい設定をするかもしれません。
アメリカに滞在出来るか、日本に帰国しないとけないのかの大きな人生の岐路に値すると思います。H-1B就労ビザ取得に向け、慎重にアクティブに活動して下さい。
ビザ等に関して、内容、条件等頻繁に変更されていきます。あくまで専門家ではない私の経験や知識等を元に参考までに記載しておりますので、最終的には移民弁護士等の専門家や大使館等正式機関できちんとご確認下さい。