アメリカ白人社会の中でもアピールしまくる女性メキシコ人社員

ガンガン行きまくる女性メキシコ人社員

前回の記事に明記した様に、アメリカでは他民族人達と共に働く事が普通ですが、私のチームの中に50歳過ぎのメキシコ人女性がいます。彼女は若いアメリカ人スタッフに交じってバリバリ働いています。

彼女はアメリカで生まれたメキシカン2世とかでは無く、白人男性と25年位前に結婚して、アメリカに移住したそうです。彼女の英語はメキシコ人特有のアクセントがありますし、たまにアクセントが強くて、お客さんからも聞き返される事もありますが、彼女はとても強い。

聞き取れないあなたがおかしいのよ!ばりにガンガン行きます。私は彼女を見ていて、例え自分の英語も日本人アクセントで、聞き取れなかったとしても自分を強く持って立ち向かわないといけないな、と彼女を見て思います。

お客様より彼女へ沢山のサンキューメール

さて、そんな彼女ですが、お客さんから本社宛てに”彼女のカスタマーサービスは素晴らしい!彼女は最高!素晴らしい社員を持っている!”等と書かれたメールを1年間で5回位貰っています。

中々お客さんがあの人のカスタマーサービスは素晴らしい、と本社にメール等しませんね??アメリカではYelpというお店の評価をするサイトがとても有名で、利用したお客さん達がお店のサービスに対してコメント出来る様になってるサイトがあります。こういうサイトに良い接客するスタッフがいるよ!とかコメントするなら全然わかるのですが、長文でしかもわざわざ本社のメールアドレスを調べて、本社までメールしませんよね?1回でもよっぽどの事ですが、彼女は1年で5回ももらっています。

確かに彼女はお客さんに対して、きちんと最後までケアして、手助けをしてあげようという気持ちを全面に出して対応しています。勿論英語の接客自体はアメリカ人の接客の方がスムーズだし上手ですが、気持ちの違いでしょうね、彼女の接客はお客さんの心に響くのだと思います。すごいな、、彼女、と思っていました。

結論はやっぱりガンガン行きまくる女性メキシコ人社員

そして、私はたまたま彼女と共に1人の常連客について接客をして、最後にそのお客さんから、あなた達のカスタマーサービスは最高だわ!と言って頂きました。私は単に、ありがたく、良かった良かったと思い、Thank you!とお伝えしたのですが、彼女は”じゃ、私達の接客が良かったと本社にメールしてよ!”と言ったのです。私は、え??そんな事をお客様に言うの?と耳を疑いました。彼女は恐らく過去そういう風にお客様にお願いしていたんだな、、と気づきました。

勿論それは悪い事では無く、そう言われたとしても、そのお客さんはわざわざ本社まで実際にメールしたのですから素晴らしいサービスだった事に間違いはありません。自分の実績証明としてお客さんから本社宛てに感謝メールを貰うという事は、会社に自分の実力を明確にアピール出来、今後の昇進や給料に直接影響する事ですので、素晴らしい事だと思います。

私は日本人的考えなのか、私だからなのか、そこまでアピールをしなくても良いかなとも思ってしまいますが、アメリカに居る以上そちら側に寄って行かないと、アピールしないでおとなしくしていると潰されてしまうな、とも思いました。実際、彼女はバイトから社員に昇格していますし。

皆さんは如何でしょうか?アメリカで、米企業で働くという事は、そんな猛アピールする様な人々と共に働かないといけません。

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