アメリカ人?と言えば白人が思い浮かびますか?
それともヒスパニック系が思い浮かびますか?
答えは両方とも正解です。
もしヒスパニック系と答えたならば、あなたはかなりアメリカ通ですね。
絶対白人だろ!と答えたあなたには、この記事を最後まで読むと「今のアメリカ」という物を知って頂く事が出来ます。
アメリカ=白人では無かった。。アメリカに留学するまでにアメリカには数回来ていましたが、特に意識もしていなかったですし、現地の人とガッツリと交流する事も無かった事もあり、留学するまでは「アメリカと言えば白人さんだらけ」と思っていました。[…]
カリフォルニアはメキシカン等のヒスパニック系が約4割を占めているという現実!
アメリカ、カリフォルニアに来た事が無い方、もしくはロサンゼルスに来ても、サンタモニカ、ビバリーヒルズやテーマパーク等の主要な観光地のみにしか来た事が無い方も含めてご存知でしょうか?
まさかアメリカのカリフォルニア州での人口推移でメキシコ人や南米から移民して来たヒスパニック系がカリフォルニアの人口の約4割を占めていて、なんと2020年にはカリフォルニアに住む人の2人に1人がヒスパニック系になると予想されている等、思いもよらない事実だと思います。
アメリカ!と言えば白人さんがメインの人種で黒人さんが1割か2割位、そしてアジア人、ヒスパニック系がチラホラかな、、、というイメージかもしれませんね。
実際あまりにも無知だった私は渡米する前は何となくそう思っていました。。
事実は全く違いました!
アメリカの州によっても人種比率は全然違いますが、私の住んでいるカリフォルニア、それからニューメキシコ、アリゾナ、テキサス州等メキシコとの国境ボーダーラインになっている州はメキシコ人、ヒスパニック系の人がとても多いです。
それが故に?メキシカン料理レストランが鬼の数程あります!
私はメキシカンフード大好きなんでとってもウェルカムですが(笑)。
観光で数日程度滞在する分には全く分からないかもしれませんが、カリフォルニアに住んでいる人、住んだ事のある人ならば、このデータは全く持ってして納得できる数字だと理解出来る事でしょう。
カリフォルニアと言っても地域にもよりますが、カリフォルニアの至る所でヒスパニック系の人達が沢山います。
観光で来られた方はサンタモニカのビーチ、ピアの遊園地等よく観察してみて下さい。
「日本人じゃない外国人」という枠で今まで見ていたのが、よく見ると「非常に多くのメキシコ人」だったと気づく事でしょう。
彼等の中には不法移民としてアメリカに入国して、アメリカに住み始め家族を増やしていっている人もいます。
例え親が不法移民でも子供達はアメリカで生まれ育ったなら、スパニッシュと英語を話せるヒスパニック系アメリカ人となります。
その為、カリフォルニアでは純粋なアメリカ人でもスパニッシュを話せる人が非常に多くて、英語の次に話されている言語はスパニッシュです。
政府や病院は公共の何かからの郵送物やウェブサイトには必ずといっていい程、スパニッシュ訳もサブで明記されています。
ヒスパニック系人の仕事
これは一概には言えませんし、上記の様にアメリカで生まれ育ったバイリンガルのヒスパニック系アメリカ人はもう普通にアメリカ人と同様の仕事をしていますが、メキシコから移民して来たヒスパニック系1世の人々の多くは、英語もあまり話せない人も多く、アメリカ人がやりたくない様な仕事を安い賃金でしている傾向にあります。
それは、レストランの皿洗い、掃除係、調理人のサブ係、アパートや家の掃除係、深夜のセキュリティ、カーウォッシュ係等安い賃金でブルーカラーの重労働の仕事をしてる人が多いです。
中には引っ越し用トラックのレンタカーの周りに沢山のメキシカンがたむろしていて、引っ越しの手伝いを日雇いで探しています。
ほとんどの人が引っ越し手伝いの仕事を得れずに一日を終えていっていると思います。。
彼等の中では恐らく不法でアメリカに入国して来た為、合法で働く事が出来ずに、安い賃金で現金払い、州で決められた最低賃金よりも少ない給料で働いている人もいます。
私のTwitterでもつぶやきました。
洗車終了!
洗車してくれる人達は全員メキシコ人
彼等の殆どが違法かもしれない
トランプは彼等を排除しようとしてるが、彼等が居ないとアメリカ人は誰もこの仕事をしない
レストランのキッチンも同様
彼等がアメリカの底辺を支えている
この矛盾がアメリカの闇部分😞
— とみた@🇺🇸アメリカで生きる (@tomitainusa) November 7, 2019
トランプ大統領が不法滞在しているメキシカンを締め出す!!とやっきになっていましたが、彼らが居なくなったら、この様にアメリカ人がやりたがらない安い賃金の重労働の仕事を誰がやるのでしょうかね。。
勿論、不法滞在者で当然税金も払っていないにも拘わらず、一般のアメリカ市民、住民から徴収している大切な税金を使って、彼ら不法滞在者は低所得者として彼等の医療費の補助をもらっている、という側面もアメリカではあります。
これも非常に大きな問題です。
まとめ
アメリカの大都市ロサンゼルス!と言っても実際はこの様にメキシコ人、その他南米からのヒスパニック系の人達が人口の過半数を占めようとしています。
彼等ヒスパニック人達の中の不法滞在者を国外追放にする、と言ってもそれはそれで困ってくる事が多々あります。
上記の様に彼等に変わる労働者をどう見つけるのか?
更に、彼等の多くはアメリカで大きな家族を作っているので、不法滞在者だけ追放するとアメリカに残される彼等の家族はどうなるか、、という事も大きな問題です。
私には解決提案は出来ませんが、今の段階では上手く共存していく方法を考えていくしかないのではないかと思います。
私的にはアメリカでは英語よりもスパニッシュの方が重要になってくる時が来るかもしれないな、、と考えてたりもしています。
最後になりますが、この記事はメキシカンやヒスパニックの人達を非難している訳ではなく、現在のアメリカの状態をより日本の皆様にも知って頂く為の記事ですので。
実際に私もメキシカンの同僚とも一緒に働いていますし、彼女の強さからかなり刺激をもらっています。
ガンガン行きまくる女性メキシコ人社員前回の記事に明記した様に、アメリカでは他民族人達と共に働く事が普通ですが、私のチームの中に50歳過ぎのメキシコ人女性がいます。彼女は若いアメリカ人スタッフに交じってバリバリ働いています。彼女は[…]
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