遅刻に対する考え方が以前と完全に変わりつつある今日この頃。。
駐在員としてアメリカ人部下を持つ事になる人に教えておきたい注意すべき事:
それは、ずばり遅刻についてです!!
これは日本人の考え方とはかなり違うと思います。
以前にもアメリカの米国企業での遅刻に付いて明記しました。
最近は私もその米国企業の流れに相当影響されてきました。。。
ある日の出来事でした。
1,2分遅刻しそうだったので、あ、やばい!と思い、急ごうとしたのですが、
「あ、ま別に数分位遅れても良いか。。米国企業だし。。」
とその時、瞬時にそう判断をし直しました。
完全にこのアメリカの米国企業の流れに飲まれまくっていますね。。
最近のアメリカ人スタッフ、社員、ボスの遅刻ぶりは?
さて、最近のアメリカ人スタッフ、社員、ボスの遅刻ぶりはどうでしょうか?
その答えは。。
はい!当然変わらず遅刻しまくっていますよ(苦笑)!
5分遅刻位なら本当に全く問題ないんじゃないでしょうかね。。
彼等は5分遅刻が悪いなんて、全くこれっぽちも思っていません。
20分位の遅刻でも、ガムをクチャクチャ食べながら、悪びる事も、焦っている様子も全く見せる事も無く、普段と全く変わらずに、当然謝る事も無く、”Hey!!” と一言だけ言って、裏の方に進んで行き、普通に仕事場に向かいます。
日本のケースに置き換えると、全くもってして考えられないですよね。
20分遅刻、ガムをクチャクチャ、悪びる事は無い、焦る様子も全く無い、普段と一緒、謝る事も無い、最後に「やあ!!」と一言、そのまま奥へと進んで行き、普通にデスクに座り、仕事を始める。
どうです?想像してみて下さい。
あなたの部下や後輩がその様な態度で遅刻してきたら?
激ギレじゃないですか??
日本で、もし遅刻してしまうと、きっと皆こうなるんじゃないですかね。。。
20分も遅刻!?「やばい!やば~~い!!!」顔面蒼白で、焦りまくって、猛ダッシュで出勤して、いの一番に上司を探して、見つけるや否や謝罪の為、深々と頭を下げて、「大変申し訳ございませんでした!!」と誠心誠意に謝るだけ謝る。説教をくらって、席に付いてもしばらくは反省しているアピール。。
日本って、こんな感じじゃなかったですか(苦笑)??
ちょっと大袈裟すぎました?
これは私が日本で営業マンをしていた時に朝寝坊して遅刻した時のイメージです。。
アメリカ人全員が全員遅刻してくる訳では勿論ないのですが、比較的ほとんどのスタッフが遅刻してきます。
ただ、日本と大きく違う点は、上司も遅刻しまくる、という現実。
普通、上司という立場の人は、部下が遅刻して来たならば、怒らないといけない立場上、自分は絶対に遅刻出来ない!と思い、睡眠不足でも踏ん張って起きて、定時前には必ず出勤していると思います。何ならかなり早い時間に出勤しているかもしれませんね。
丁度今日も私のボスが遅刻してきました。
10分過ぎた辺りで30分位遅刻するとメッセージ。
結局40分後にスタバのコーヒーと朝食用のサンドイッチを抱えて出勤。
日本だったら、「は?!」ですよね(笑)。。
「遅刻したにも関わらずスタバに寄って来たの??」と部下ながら心の中で突っ込むでしょうね。
私の中ではまだ日系企業、日本企業の名残が残っているので、まだ少しは「あれれ?」とは思いますが、ここはアメリカ、米国企業、受け入れるしかないでしょう、と受け入れています。
しかも、上記の様に私もこの流れに乗っかかりつつありますからね(苦笑)。
アメリカでは遅刻よりも仕事内容を重視
私の勤めている会社では、遅刻によってどうのこうのは、ほぼありませんし、評価査定の時もほぼ関係ありません。
日系企業時代は日本人の私の上司が良く言っていました。
「出勤時間というのは、それ以前に余裕を持って会社に到着して、その時間から仕事がスタート出来る状態にしておかないといけない。よって、1分前に会社に到着して間に合ったと言う事は間違いだ。それは遅刻と一緒!」
はい。おっしゃる通りです。。
「何回も遅刻してくる人は仕事が出来ない人だ!」
ムムム。。
なるほど。。
私も前職までは同様の見方をしていて、遅刻、出勤内容も大きな仕事の要素として査定評価をしていましたが、今では査定する立場ではないので正式に評価はしませんが、前職の時と比べて、遅刻に対する考え方は変わってきましたね。。
遅刻が良い事だとは思いませんが、そこまで重視する必要もないな、という感じでしょうか。
まとめ
アメリカ米国企業では多くのスタッフ、社員、そして上司さえもが遅刻をしてくるが、会社の評価システム自体には直接影響される事は無い、という事ですね。
勿論、会社によって様々だとは思いますし、私は米国企業はまだ1社しか経験していない為、確かではないのですが、恐らく、、そういう傾向にあるのではないかと思います。
遅刻しない様に頑張って定時前に到着する事よりも、仕事で結果を出す事、仕事内容を良くする事に力を注ぐべきですね。
日本から駐在員としてアメリカに来て、アメリカ人部下を持つ事になる、という方なんかには特に覚えておいてもらいたい事です。
きっと、遅刻ばかりで最初はイライラすると思いますが、評価する時に注目すべき所は遅刻では無いですよ!仕事の結果ですよ!という事です。
遅刻に注目し過ぎて、仕事評価を下げてしまったら、きっとあなたの部下はあなたの評価に納得しないでしょう。。