アメリカのカジュアルアパレル企業のアーバンアウトフィッターズグループも厳しい結果を発表

アーバンアウトフィッターズグループの四半期決算の結果

アメリカ時間5月16日、私の好きなお店のANTHROPOLOGY(アンソロポロジー)も運営しているURBAN OUTFITTERS(アーバンアウトフィッターズ)が四半期決算報告を発表しました。

以前の記事でも私がアンソロポロジーのお店のディスプレイ、雰囲気が好きだと明記しましたが、そんなアンソロポロジー、店内には常にお客さんが来店している人気店ですが、お店の売り上げ4.4%ダウン。アーバンアウトフィッターズもお店の売り上げは3.1%ダウン。

同グループの中で、かろうじてFree People(フリーピープル)だけがまだ成長過程でといえるかどうか微妙ですが、お店の売り上げは1.5%アップさせています。

そしてインターネット販売は14%増加!

但し、グループの純利益はなんと!60%もダウン。店舗関係での一時費用の為と言われていますが、60%もダウンするか!?

結果、ここずっと株価は下がり続けていましたが、今日は浮き沈みがあり、最終は結局2.34%のダウンでした。

半年前のピークの株価$39から現在は$20.46まで落ち込みました。さすがにこれ以上悪い情報はないと思われるので、もう少し下がって、しばらくはこのまま維持か、持ち直していくのかなと思います。

インターネット販売の増加は当然の結果か?

注目したいのは店舗売り上げが現状維持かダウンしている中、インターネット販売は14%アップしているという事です。

小売業アナリストの方の見解では、「アーバンアウトフィッターズとアンソロポロジーの実店舗で買い物をする事は不快な気分になってしまう。」

「両店共に、お客さんが求めている必要な物を簡単に探す事が出来ず、見つける為には沢山の事をしないといけなく、とても苦労してしまう。一方、インターネット店ではフィルターやソート機能をかける事によって、実店舗よりもとても簡単に求めている商品を探す事が出来る。」という意見。

本当に今のネット販売と実店舗販売の現状を物語っていると思います。

アンソロポロジー店は高級店の部類に入る為、比較的お店の中は綺麗に保たれていますが、こだわりを持った魅力的なディスプレイがされている反面、お客さんが求めている商品、もしくは魅力的な商品自体がその複雑なディスプレイに埋もれてしまっているとも言えます。

一方、ティーンエージャーの若者向けのアーバンアウトフィッターズ店は店内がぐちゃぐちゃになってしまっている事が多々あります。

働いているスタッフも若い子達が多い為、アンソロポロジー程のプロフェッショナル感を感じられない事があります。アメリカ東海岸も含めて沢山のアーバンアウトフィッターズ店にも行きましたが、彼等が良いカスタマーサービスを提供しているとは言えません。

そして、ディスプレイ自体もアンソロポロジーと同様、個性を打ち出しているので、若者にも刺激を与える様な個性的なディスプレイが魅力的な一方で、商品が埋もれてしまっている事があります。単純に言うと商品を探すのに苦労する、という事です。

そうなってしまうと本末転倒で、商品を購入する、という本来の目的にとっては、「魅力的ではないお店」、と言えてしまいます。

結果、インターネットで購入した方が、簡単に目的の商品にたどり着ける、というメリットを感じてしまいます。

まとめ

少し余談になりますが、アンソロポロジーのディスプレイは大好きなので、復活してもらいたいのですが、その為にはディスプレイとも比例する様な、もっと魅力的な洋服、商品を作ってもらいたいものです。

さて、ではどうすべきか?

  • オンライン販売はそのまま好調を維持するはずなので、より力を入れて更なる売り上げ増加を目指す。
  • アンソロポロジーは、商品力を向上させて魅力的な商品を作り、実店舗のカスタマーサービス力を向上させ、素敵なディスプレイを維持しながらもカスタマーサービスでお客さんを望んでいる商品に導ける様にする。
  • アーバンアウトフィッターズ店は、とにかくスタッフの意識を上げてお店、商品を綺麗に保つ事から始めて、カスタマーサービス力向上が必須。

両店共にスタッフはお客さんを完全に放置してしまっているので、少しでも良いカスタマーサービスを提供する事によって、まだまだ売り上げを上げている余地があるはずです。

アメリカだから適当なカスタマーサービスでもいいだろう、という時代は終わりつつあります。アメリカでもカスタマーサービスに力を入れて、素晴らしいカスタマーサービスを提供しているお店はあります。

逆にカスタマーサービスを向上していかないと、ネット販売の猛威により、お店が存在する意味がなくなるはずです。