アメリカの米国企業で働いて来て少し振り返ってみる

他店のオープニングマネージャーチームにトレーニング

この2週間、新規オープンするお店のオープニングマネージングチームが私達の店舗にトレーニングに来ていました。マネージャーをトレーニングするのは初めての為、自分の仕事内容をトレーニングチェックリストと照らし合わせて、独学で違う事やっていないかとか、実際にはトレーニングで習って以降はそれをやる事もなく、完全に忘れてしまっていた事や、全く教わっていなかった事等々も復習と勉強をして、ちゃんと教えられる様に準備をしました。

こういう所は本当に日本人だな、、とつくづく思いました。私のマネージャーチームの他の皆はそんな事しないだろうな、、と思いつつも、けどやっぱり彼等アメリカ人の様には、とっさにパッパッパと返答出来ないと認識しているので、予習が私にとってはとても大切なんですよね。

話は少しそれますが、この予習はマネージャーミーティングでも、カンファレンスコールで本社の担当者とその議題に関係する全マネージャーが参加する電話とウェブによるミーティングも時間が許す限り、事前に内容をきちんと確認しておきます。

知らない単語、聞き取れない単語、もしくは言っている内容が理解出来ない、というリスクを出来るだけ減らしておきたい為と、自分の意見を事前に準備しておくためです。

私達のマネージャーミーティングでは、良い風に言うと、私は聞き役でしたが、、悪い風に言うと、ただ単に聞いているだけの存在価値の無い、壁の花的存在。。

日本で以前、私が勤めていた会社だとミーティングでは議長が進行して、たまに質問されて答えて終了。。私が進行役の時は私が話して、スタッフに話を振って質問して終了。。会議中に話さない人が居ても普通でした。

しかし、アメリカでは、議長が質問をしなくても、皆どんどん意見を差し込んでくるんですよね。。その勢いには未だに圧倒されます。。そして何も発言しないと、そこに居る意味がないんです。一人取り残されてしまうんです。。途中からはこれではいけないと、奮起して発言するようにしました。

あ、、話が随分とずれてしまいましたね。。

そうでした。他店のマネージングチームがトレーニングに来ていたんです。そこで、ふと私が今の米企業に転職した初日から2店舗にトレーニングに行った事を思い出しました。その当時、まさか自分が逆の立場になって、オープニングマネージャーチームにトレーニングする事になるなんて夢にも思いませんでした。

転職後はへこみまくる日々

私はボスに言われるがまま、転職初日に他店舗に1週間トレーニングに行き、そしてしどろもどろになる事数え切れず(苦笑)、「え、俺出来るのかな、、」という不安がどっとのしかかりました。

そして、その後マネージャーミーティング、全スタッフとミーティングに1週間。以前ブログで明記した様に、皆どんどん発言をしまくります。私はマネージャーチームの一員として、盛り上げていかないといけない立場に拘わらず、ミーティング中、ディスカッション中にポツンとした事数え切れず。。この週が転職初期段階で自分の不甲斐なさに一番へこみました。

次の週は再度、別店舗に1週間トレーニング。ここはなんとかこなせたかな、、という感じ。勿論、この3週間は夜帰ってからの復習、予習で必死でした。

その後はスタッフ全員で準備期間。スタッフと上手くコミュニケーションが出来なくて、マネージングチームなのにポツンとするし、上手くかみ合わなくてバツの悪い事も数え切れず。エリアマネージャーもそんな私を見かねてか、ある日マネージャーミーティングで私にさぐりを入れてきました。「どうだ?いけそうか?順調か?」みたいな感じで。私はもう不安とストレスと情けなさが入り混じって、マネージャー全員の前で正直に言ってしまいました。

「スタッフとのコミュニケーション、スタッフへのリーダーシップ共に不安と心配だらけだ。。以前は日系企業で日本人スタッフのマネージャーとして長い事働いていたけど、実際にアメリカ人スタッフとマネージャーメンバーとして上手くやっていけるかどうか。。」と。今考えるとマネージャーとしては、絶対に言ってはいけない考えられない位の情けない返答です。。よくそこで降格されなかったものだと。。けど、当時はそれ位切羽詰まっていたんだと思います。

そして、エリアマネージャーは私に言いました。「よし、明日はお前がリーダーになれ。俺たちを含めた(マネージャー全員を含めた)スタッフ全員のリーダーとして指示をしろ!そうして実際にやってみて、自信を持ったら良いじゃないか。」と。。

「おいおい!!そんないきなり。。スタッフと上手く出来るか不安だと言っている奴にそんな強硬手段って、無理だって!」と言いたい所を我慢して、「分かりました。。やります。」と悲しく返答。

そして翌日早速、エリアマネージャーはスタッフ全員に、「今日のリーダーは彼がやるから、彼の指示に従う様に」。。そして、、、私は案の定、全く上手く出来ませんでした。リーダーシップも全然発揮出来なかったし、上手く指示さえ出せませんでした。結果、逆に自信をより無くしてしまうという、とてもとても悲しい一日になってしまいました。。

そして翌週には、遂にお店でのマネージャーチームの一員としての仕事がスタートしました。ここでも自信を無くす事数知れず。スタッフからどんどん浴びせられる色々な問題の解決方の問いに対して、上手く答えられない事、やはりリーダーとしての指示も上手く出せず、お客さんからの問題も上手く解決出来ず、リーダーにも拘わらず人目に付かない様に、お店の裏の方で隠れる様に働く事もしばしば。。

本当にどうしようもなく自分が情けなくて、へこむ毎日。。。ストレスも相当たまりました。本当に何回、上司に「降格させてください!」とお願いしようと考えた事か。

なんとかなるもんだな、、と振り返る

正直、半年間は本当に辛く情けない日々が続きました。が、半年から1年にかけて、ようやくマネージャーポジションとして、どうやってスタッフに指示を出していったらいいのか、リーダーシップをとって行ったら良いのか等、失敗を経て少しずつ実践出来る様になり、会社のシステムや、どういう問題が起こりやすいのか等の知識と経験値が増えて来て、それもリーダーとしての自信につながっていきました。

まだまだ、アメリカ人スタッフに対してリーダーシップをどう取ればいいのか、コミュニケーションをどう取れば良い関係性が築けるのか、学んで吸収、実践している段階ですが、こうやって振り返ると、最初の半年間の自分とは比べ物にならない位に成長していると言えるし、他のマネージャーのトレーニングを出来る様になったんだな、、なんとかなるもんだな、、無理かもしれないと思う位の困難も乗り越えられるもんだな、、としみじみと感じました。

まとめ

私がアメリカの米企業でマネージャーポジションとして働いていると聞くと、もしかしたら、すごいと思われるかもしれませんが、そんな事は全くありません。

かっこよく、スマートに仕事をこなしてきているのではなく、恥ずかしながら、上記の様な情けない経験を沢山して、今に至っています。

私は普通の経歴の人間です。日本で一流大学、一流企業、アメリカでMBA等を経験してきた様な一流な人達とは無縁の本当に普通の人です。

でも、逆にそういう普通の人でも私の様に、アメリカで働く事は可能ですし、アメリカでも日系企業という枠にとらわれる事なく、米企業でアメリカ人、現地人と共に働き、マネージャーポジションとして、アメリカ人スタッフに指示やリーダーシップを取れる様になれるのです。そして難しい、無理かもしれない困難も乗り越えられるものなんです。

きっと多くの人がそうであろう普通の人達に勇気を与えられる存在、何か有益な情報を与えられる様な存在に私がなれれば良いな、と思っています。