J.Crew(J.クルー)が150人の正社員を解雇すると発表。依然として厳しいアメリカ小売店。

J.Crew(J.クルー)の近況

アメリカ時間4月25日のニュースでJ.Crew(J.クルー)が将来の会社戦略変更に伴い、本社勤務者をメインとして150人の正社員を解雇し、さらに100人のオープンポジション(募集枠)を減らす予定だと発表しました。

なんとも、、厳しい状況ですね。。J.Crewは私の好きなブランドの一つです。J Crew Men’s shopというメンズのみを扱う独立したお店もあり、アメリカにはイケてないメンズ店が多い中、日本人男性の好みにも合うテイストの洋服を作っています。値段もそう高くなくて丁度良い感じです。

アメリカではニューバランスはオシャレスニーカーではなくて、ただのランニングシューズとしてオジサンとかに良く履かれているのですが、J.Crewはニューバランスともコラボしてオシャレスニーカーとして取り扱ってもいます。アメリカでオシャレニューバランスを取り扱っているセレクトショップはイケている店かどうかの目安の一つにもなりますね。

J.Crewは業績が全く回復しなくずっと下降している為、倒産するのではないかとも言われています。但し、J.Crew GroupでJ.Crew姉妹店のMadwell(メイドウェル)の業績はまだ向上しているみたいですので、そちらに力をシフトしていくのかもしれませんね。

Anthropologie(アンソロポロジー)でさえ厳しい状況

アメリカで私の好きなお店の一つにANTHROPOLOGIE(アンソロポロジー)があります。これはブランドでは無く、お店が好きなんです。女性向けのお店なんですが、ディスプレイが素晴らしくて、もうなんとも言えないお店の作りなんですよね。今の仕事内容は変わりましたが、以前はウィンドウディスプレイや店内ディスプレイも携わっていたので、勉強する為に、アンソロポロジーに頻繁に通っていました。こんな家に住みたいな、、と思う程でした。

そんなアンソロポロジーも伸び悩んでいます。アンソロポロジーはURBAN OUTFITTERS(アーバンアウトフィッターズ)という企業の中のブランドです。URBAN OUTFITTERSは同名のブランド店アーバンアウトフィッターズとアンソロポロジーとFREE PEOPLE(フリーピープル)の3ブランドと最近は飲食店も始めたみたいです。

アーバンアウトフィッターズは落ち目だった分をアンソロポロジーと飛びぬけて好調だったフリーピープルの伸び率がカバーしていましたが、最近は3つのブランド共に停滞している様子です。フリーピープルは日本にも進出していたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、直ぐに日本撤退してしまいましたね。。

2009年辺りのリーマンショックをボトムにアーバンアウトフィッターズの株は伸びつつあったのですが、2017年に入ってからは急激に下がって2009年以来の底値になってしまっています。小売店は株価からも顕著な様に、本当にここ2年位で急激に厳しい状況になっています。その分インターネット販売のアマゾンはこの2年で$400から$900と2倍、この5年では4倍以上の急成長を見せています。

まとめ

依然として厳しいアメリカ小売店事情は変わりません。今年2017年、遅くても来年には本当に多くの小売店が淘汰されていくと私は確信しています。アメリカでは無意味にお店が多いし、企業努力もしていないお店も多い為、当然だと思いますが、それは原因の一部に過ぎず、やはりアマゾンを筆頭にネット販売がアメリカでの買い物の主流となってきた事が大きな原因だと思います。

実店舗を運営している企業も、今までどれだけネット販売に力を注いで来たかが、この1,2年で生き残れるかどうか左右されると思います。

日本の小売店はネット販売によって、そこまでの危機にさらされていないかもしれませんが、アメリカと同様の流れになる事は確実なので、今の内に絶対にネット販売に力を入れておかないといけないと思います。もしくは小売店とネットでのリンク等、オムニチャネル化に向けて試行錯誤して行かないと、今後日本も実売小売店がどんどんと潰れて行きますよ。。