日系企業
過去、アメリカで日系企業二社で働いていたという事を明記しましたが、なぜ米国企業で働く事に挑戦しようと思ったか?という話をしたいと思います。
日系企業両社ともアパレル小売でした。二社目は日本に本社があり、作っている商品はとても素敵でかっこよくて本当に私の好みに合っていました。自分の会社の商品に誇りを持てるとはこういう事なんだろうなと思う位素敵な商品を会社は作っていました。また創業者の方には厳しい中でもとても可愛がってもらいましたし、マネージャーポジションとしての責任も負わせてもらいましたし、やりがいもありました。
では、なぜそんな会社にも拘わらず、米国企業に挑戦しようとしたのか?
米国企業に挑戦した理由
前回の記事に明記した様に、アメリカに住んでいるのに、日系企業で普段のやりとりは日本語、何でアメリカに居るのに、日本語環境で日本人ばっかりと働いているのか?とふと思う事があり、それが段々とモヤモヤした物に変わり、このままではダメだと思うようになっていきました。
友人が米国企業に挑戦して、奮闘している姿を近くで見ていて、頑張っているな、、と思っていました。勿論私は私で日系企業という環境の中でロサンゼルスのトップというポジションで頑張って仕事をしていたのですが、彼は私より一つ上の場所で頑張っている様な感じがしていました。
ちょっと極端かも知れませんが、例えるならば、日本のプロ野球で頑張っているか、メジャーに挑戦して頑張っているか、という違いですかね。。
そういう友人の姿を見ても、私もアメリカに住んでいるからには絶対に挑戦するべきだ!と強く思う様になっていきました。
じゃ、挑戦しよう!と思ってもビザの問題があり転職も出来ず、チャンスが来るのを待っている事しかできませんでした。
そうこうしている内に、お店の売り上げも2倍に上げる事が出来たし、お店の大きなイベントも無事やり遂げる事も出来、自分の中でも会社に対して十分に貢献する事が出来たと思える様になりました。逆に私がこのまま居る事によって、部下の成長の妨げになるし、私が作り上げてきた事もどんどん壊して新しくして行かないと、これからお店も会社も伸ばしていく事が難しいとも思いました。それ位私の中では、ある程度やり切った感がありました。
それと同時にここ数年、特に失敗をしていないな、とも感じていました。それはどういう事かと言うと、挑戦していないという事です。挑戦していないから失敗もしていないのです。穏便に暮らして来てしまっていた事にも危機感を感じていました。
私の中で大きな存在だった創業者の方が引退した事もあり、ビザの問題もついに解決する事が出来、最終的には家族の問題もあり、ロサンゼルスから引っ越す事を決めました。
こういった色々な事があり、又日本からアメリカに引っ越して来た時の様にゼロからスタートさせよう!米国企業に挑戦して、また壁にぶつかって、そこから這い上がる事が出来れば、一つ成長する事が出来ると思いました。
なんかムクムクと挑戦したいと思っていた事と、引っ越しする事、仕事での一区切り、ビザの問題が解決した事等がちょうど重なったのです。
そうして、米国企業に挑戦しよう!!と決めました。今までのアメリカでの十分な仕事経験と日本の社会人経験もプラスされれば、見つける事はそんなに難しくないだろうと思い、会社を退社して、引っ越しをしてから就活をし始めました。今の私だったら、No!絶対に次の仕事決めてから退社しなさい!!と叫びたい所ですが(苦笑)。。その苦しみはその内記事にします。
まとめ
とにかく悶々とした状態から抜け出して、何かに挑戦したい!!という気持ちがふつふつと沸いてきたのです。それが米国企業ってどういう感じなのかな??と、実際に働いた人しか分からない体験をしてみたかったのです。
もしかしたら、米国企業という事はそんなに重要な事ではなく、何かに挑戦したい!という気持ちがあって、その挑戦の選択肢は何があるのかな?と探していたら、米国企業という挑戦がたまたま直ぐそこにあっただけかもしれません。本当に何歳になっても常に何かに挑戦していたいと思います。