日本企業の失敗に対する反応
前持って言っておきますが、日系企業全てに私が言う事が当てはまる事ではありませんし、アメリカ米国企業もしかりです。私が経験、体験してきた事からの意見ですので、ご了承くださいね。
私が過去勤めて来た企業では、スタッフの失敗に対して風当りがとても強い。お前なんで、失敗したんだ!と言わんばかりに追い詰めようとしていた様な気がします。いや、実際に言われた事もありました。日本で勤めていた時、お客さんに対して何か失敗したら、お客さんに対してよりもまずは、あ!やばい、上司、部長に怒られる。。と思う事が多々ありました。もうこうなると本末転倒です。まずはお客さんに対して、申し訳ない!どうやってフォローをすべきか?がまず一番先にこないといけないはずです。こうなってしまうと、最終的には失敗したという事実を覆い隠そうとしてしまいますよね。。とにかく失敗した人に対してボコボコに追い詰めていた様な気がします。今考えると、よくやってきたな、、と振り返ります。
アメリカの日系企業の失敗に対する反応
過去勤めて来たアメリカの日系企業も失敗に対して厳しかったです。特に酷かったのは、失敗した事に対して、手書きで反省文を書かされた事です。この時代に何故手書きで反省文か?手書きで書く事によってより反省し気持ちを込めて反省文が書けるから。。はぁーー!?!。。バカバカしい。。また、他にも失敗した事に対して、後ろ向きな仕事を仕向けます。そうする事によって、失敗したという事実をより受け入れる様になります。これも非常に残念な事です。そんな失敗に対して、深~く反省させるよりも、どうすればその失敗を活かせるか、という事に時間をかけた方が100倍良い。
失敗に対して、とても後ろ向きにならざるを得ない様にしむけます。とにかく反省をさせて、「反省しています。。本当に反省しています。。」という態度を彼らは得たいのです。大きく言って日本国の風潮と言えるかもしれません。こんな事ならば、やらなければ良かった、と思うようになると、もうおしまいです。その人の成長を止めてしまいます。そしてこの風潮は人間の成長を止めてしまいます。
アメリカの米国企業の失敗に対する反応
一方、アメリカ米国企業ではどうか?失敗する、という事は挑戦しているという事、と捉えます。転職してから失敗、ミステイクは沢山してきましたが、怒られた事も注意された事もありません。その代わり、こうやった方が良いと上司はアドバイスをくれます。勿論、決定的な失敗をした時には日本企業よりも厳しく、即クビになるとは思いますが。。
先日セルフエバリュエーションという、社員と上司の1年間の仕事内容の見直し、結果のレビューがありましたが、上司の評価はとても高かったです。中々新しいシステムや米企業に馴染めずに、小さい失敗が多かったから評価は低いかもな。。と危惧していたのですが、そういう失敗はほぼ触れず、良い部分ばかりを評価してくれました。以前勤めていた企業だったら、絶対にその失敗に対しての悪い評価もかなりあっただろうな、と思います。アメリカと日本企業では評価の対象が違うのです!
結論
失敗をとことん追及するやり方よりも、挑戦した事を評価して次にいかせる様に仕向けるやり方の方が、その人のモチベーションも高まるし、前向きに仕事が出来ると思います!
皆さんの会社の上司、会社の風潮はどうでしょうか?もしくは皆さんに部下がいる場合は部下の失敗に対して、どのように反応していますか?