アメリカ人は仕事に遅刻しがちというのは確か
タイトルのアメリカでは皆仕事に遅刻しがちなのか??という質問に対しての答えとしては、勿論Noが答えです。当然、皆が皆遅刻をする訳ではありません。
やはりアメリカにも真面目な人もいますので、絶対に遅刻はありえないから20分前にはオフィスに来るという人もいます。しかし、日本の会社、アメリカの日系企業で働く人々と米企業の私が現在働いている人々との遅刻に対するスタンスは大きく違うと強く感じました。
以前、下のリンク先の記事にも明記しましたが、多くの社員、スタッフが遅刻をしまくります。
アメリカの米企業で勤めて、日本の日本企業、アメリカの日系企業で多くの日本人と働いてきた身としては、どうしてもアメリカ人の仕事内容、仕事レベルを比較してしまいます。それぞれ、良い面、悪い面はありますが、明確な違いは沢山あります。駐[…]
仕事のチェックポイントが日本と違う
では、何故遅刻して来る人が多いのか?それは仕事に対するチェックポイントの違いから生じていると思います。
日本では、遅刻をしないのが当たり前で、遅刻を度々する=仕事が出来ない人間というレッテルを容易に貼られてしまい、上司の評価、査定に大きく影響します。
しかし、アメリカでは遅刻というのは仕事の中のほんの小さい一部分であり、仕事の評価の焦点は違う所を重要視しています。それは勿論結果であり、各々細かく与えられた仕事、役割、があるので、そこに仕事としての評価を得ます。
以前にも同じ様な記事を明記しました。下記記事参照して下さい。
実際米企業で働いて感じるアメリカの実力主義前回の記事では、米企業の社員は日本の企業の社員に比べて、仕事が出来る人と出来ない人、仕事に真摯に向き合う人、向き合わない人との差が大きいと思う、という事を書きましたが、ではそれを含めて、米企業は[…]
日本では、例えば仕事で結果を残して来たが、遅刻を何回もするので、プラスマイナス0評価、等という評価はあり得ると思います。達成してきたメインの仕事の結果と遅刻を同等の比重で比べられてしまうのです。
日本に居る時、アメリカの日系企業に居る時は全く思ってもいない考え方でしたが、そう考えると、やるべき重要なメインの仕事と遅刻という、仕事をする為の小さな過程に過ぎない事を同じ土俵に並べるという事は確かにナンセンスかな、、とも理解できます。
結論:アメリカで働く人達にとって遅刻は大きな問題ではない
以上の事から、アメリカで働く人々にとっては、遅刻というのは重要な問題ではなく、もっと焦点をあてるべき仕事に重きを置かれます。
勿論、遅刻ばかりしてくると周りに少なからず影響は与えるとは思うので、出来るだけ遅刻は少ない方が良いのですが、ガチガチに縛ってしまって堅苦しい雰囲気にしてしまうのも良くないのかも知れませんね。
日本で働いている方たちはどう思われますか?
最後にTwitter@tomitainusaではアメリカの日常の事、仕事の事、そして小売業の事等を呟いていますので、ぜひフォローしてください。