日本企業社員時代、アメリカ日系企業社員時代の有給消化状況は?
私が日本で働いていた時、有給休暇はほぼ使用しませんでした。さすがに退社する月に数日消化しましたが、それ以前はほぼ未使用だったと思います。営業マンだったので、周りの雰囲気も有給休暇を取り辛い感じで、実際に他の営業マンもほぼ使用していなかったのではないかと思います。勿論もう15年位前の話なので、今の日本の会社の有給休暇の事情も変わってきている事を期待します。
それでは、アメリカの日系企業はどうでしょうか?私は2つの日系企業に勤めましたが、どちらも取り辛い。。最初の日系企業は今でいう完全なブラック企業だったので、取り辛いというか、取れないシステムにしてスタッフを縛っていた様な感じでした。2社目の日系企業は、こちらはブラック企業ではないのですが、取りやすいシステムが出来ていなく、会社としてはスタッフの有給休暇を重要視していませんでした。勿論、忙しい時期を除いて、取りたければ取れば良いと会社は言いますが、システム的に取れないのです。そして、その問題に対して会社は重要視していない為、社員の為に変えていこうという動きは全くありませんでした。やはり、日系企業です。。そして、とれない有給休暇は自然消滅していきました。悲しい。。
米企業の有給使用状況は?
では、現在の米企業はどうか?上記の日本企業、日系企業とは全く異なります。勿論、忙しい時期はブラックアウトといって、取れない様に指示が出ますが、それ以外は基本取れます。これら日系企業と米企業と何が違うかというと、米企業は有給を使用する事があたりまえという前提の下に、社員が取れやすいシステムをきちんと会社が作っている、という点です。
1社目の日系企業は完全ブラック企業だったので、社員に出来るだけ取らせない様にしていましたが、2社目は取りたければ取れば良いと会社は言いつつも、決して取れやすいシステムを提供していない為、日本企業の様に雰囲気的に取りづらいのでは無く、システム的に取れないのです。。しかし、米企業はきちんとシステムを構築して、社員に取りたければいつでも取れる様にする事が、会社として当然の責任として、社員に有給休暇を提供しているのです。
実際に、一番有給を利用しているのは、会社のマネージャーが一番率先して使用していっています。そこまで取るか!という位。。こうなると、私たち部下も取りやすいです。
アメリカの祝日、休みは日本に比べるとかなり少なく、お盆休み、正月休みというのも基本的にはないので、アメリカでは有給休暇というのはかなり当然の休みとして皆利用しています。但し、日系企業は違いますがね。。
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