盗難が頻繁に起こるアメリカ小売店ではスタッフの盗難も非常に多いという現実

アメリカ小売店の盗難事情

アメリカの小売店では盗難が非常に多い、という事を以前にも何回かこのブログで明記してきました。

アメリカ小売店での恐ろしい盗難事情と米国企業の対策

日本の小売店、もしくは日本からアメリカに進出してきた小売店だと、盗難は全く起こるべきじゃない、起こる方がおかしい、起こるという事はスタッフがきちんと出来ていないからだ、という考え方かも知れません。

現に、日本だと盗難自体がそんなに頻繁に起こる事では無いのでしょう。しかし、アメリカでは本当に頻繁に盗難は起こってしまいます。

それは、いかにスタッフが教育されていても、セキュリティーカメラでしっかりと防御していても、セキュリティータグセンサーで商品が守られていても、アメリカの小売店では盗難は起こるのです!

そして、アメリカの小売店企業はそれを前提にして、いかに盗難を未然に防ぐのか、という事に注力しています。

先日もフロリダの学校で銃乱射があり、17人が死亡したという悲しい事件がありましたが、アメリカは日本と違い、小売店で起こる盗難にも銃が絡んでくる可能性があります。

そう考えると、たかだか盗難ですが、非常に恐ろしい事件にもなりかねないのです。

しかし非常に多いのは自分のお店のスタッフによる盗難

そんな、アメリカ小売店の盗難事情ですが、非常に多いのはお客さんに扮した盗難者よりも自分のお店の従業員、スタッフによる盗難の方が多いのでは無いかとも言われています。

でも、このアメリカの盗難事情をベースにして考えてみると、何となく納得出来る部分はあります。

アメリカでは盗難は非常に軽い気持ちで、頻繁に起こってしまいます。そういう人達がアメリカには非常に多いのです。もし、捕まったしても、裁判を起こさないといけません。裁判には時間も裁判費、弁護士代と費用もかなりかかってしまいます。

多くのお店は泣き寝入りするしかないのかもしれません。こういう事もあり、上記の様に銃犯罪にもなりかねない、という事も含めて、アメリカではいかに事前に防ぐかという対策が重要です。

話を戻して、この様にアメリカでは軽い気持ちで盗難をしてしまうので、目の前で毎日商品がそこら中にあり、人の目を盗めば、盗難出来る環境に置かれてしまっています。

そうなると、スタッフも盗難をしてしまう、という事が起きてしまいます。。

軽い気持ちでやってしまうんでしょうね。きっと。。

スタッフによる盗難の会社側の対策

上記の店内でのお客さん?による盗難も含めてですが、スタッフによる盗難に対しても、会社側は未然に防ぐ為の対策に非常に注力しています。

1:お店に入るには一人きりでは入店出来ない

これは、たとえマネージャーでも一人きりでは入店出来ないのです。最初は「ひどくない?マネージャーでも朝はスタッフを外で待たないといけないの!?会社はマネージャーさえも信用していないの?」と思ったものです。。

でも、皆平等に誰がどんな衝動に駆られるか等、分かった物ではありませんからね。。

前職では、朝始業の2時間前には出勤して、誰にも邪魔をされない自分の時間を持ち、お店の便器磨きをするというのが日課だったので、それを今の会社でも続けようと思ってたのですが、逆に時間にルーズなスタッフを外で待たないといけないという、非常に非生産的な現状になっています。。

2:毎月、対策レクチャーとクイズ

現在の職場に転職して、これが非常に素晴らしいな、と思ったのですが、毎月盗難対策や、カード詐欺対策、お客さんがケガをしない為の対策、商品紛失をしない対策等々、色々な項目で毎月スタッフ皆が見える壁にポスターとして張り出されています。

それと共にもう少し詳細を明記された内容の物をマネージャー達に渡されて、それを元にスタッフ全員に毎月末にレクチャーをしています。

そして、それを理解したがどうかを確かめる為に、レクチャー後に小テストをします。

ただ、それだけだとスタッフのモチベーションもあがらない為に、小テストに参加した人の中から1人にギフトカードが贈られます。

これは、全員嫌でも学ばざるを得ません。良いシステムです。

3:半年に一回オンラインでトレーニング

2番の毎月のレクチャーと小テストと更に半年に一回スタッフ全員がオンラインでガッツリとオンラインでトレーニングをします。

これも「知らなかった、、」では逃げられない様に、きちんと教育されるのです。

4:退店時もバッグチェック

1番の入店時と同様、退店時も一人では退店出来ないのですが、退店時は更に皆揃って、カメラの前で、お店の商品が何も入っていないか、スタッフのバッグチェックがあります。

これは最初衝撃でしたね。。「スタッフのバッグをチェックするのか。。」と。何かプライバシーの侵害の様な気持ちがしたのですが、どうも他の店も同じことをやっているみたいですね。

最初はびっくりしたのですが、確かに軽い気持ちで盗難する、という気持ちの抑制にはなりますよね。

日本の店でもやっているのかな??

5:何か起こったら専門部署に報告し、データ管理対策

もし、何か盗難が起こったら、本社の専門部署に報告して、彼等はそのデータを常に分析して、対策を練っています。例えば、Aさんという人は過去3回詐欺まがいの事をした為、要注意人物です、みたいな。

これは当然写真と共にマネージャー全員に情報共有されます。日本では考えられない事かもしれませんが、結構頻繁にこういった連絡がきます。それだけ何かがどこかの店舗で常に起きているのです。

まとめ

アメリカではスタッフによる盗難も非常に多いのですが、それはマネージャーでも行われているのかもしれません。

マネージャーが仕事するオフィスにも常にカメラでチェックされていますし、盗難が出来づらいシステムになっていると思います。まー、抑止力ですよね。。

日本は現在も非常に多くの旅行客が海外からの来日して、買い物をしていると聞きますが、更に2020年東京オリンピックでは今にも増して海外からのお客さんが増える事になります。

今の内から、しっかり盗難対策をしておかないと、海外の全ての人達がそうであるとは決して思わないのですが、日本人の盗難に対する感覚とは全く違う人達も多いのではないかと思います。