アメリカでは全く休み無しの年末年始の小売店営業

ようやく終わったアメリカのホリデーシーズン

いや、、、ようやくアメリカのホリデーシーズンが終わった、、、やっと、、、という感じです。本当に、大変だった。

アメリカのホリデーシーズンは11月のサンクスギビングから、12月24日までと一般的に思われていますが、実際は12月25日以降にセールをするお店も多くて、尚且つクリスマスギフトでもらったギフトの返品と交換、また学校、会社が休みの所もあったり、旅行客は大体1月の第一週までいる事も多い為、普通なら24日までがクリスマス商戦ですが、実際のホリデーシーズン商戦としては1月の第一週の週末までです。

今日はアメリカ時間では2週目の火曜日です。なので、一昨日までは忙しい日々が続きました。何回も言いますが(苦笑)、忙しかった。。

以前、2017年クリスマス商戦は厳しい状況である、という途中経過の記事を書きました。

非常に厳しい状況、2017年アメリカ小売店クリスマス商戦真っ只中!!

そして、先週までのホリデーシーズン商戦を見てみると、結果オーライでした!

この記事で明記していた、今年はクリスマスが月曜日の為、ラストミニッツ(クリスマス直前)でお客さんが殺到するのでは無いかと考えていましたが、まさしくその通りで、クリスマス前の週にお客さんが殺到し、超忙しい週でした。その週で、今までの厳しい数字を挽回する事が出来て、更にホリデーシーズン商戦の最終週である先週でも数字をかなり盛り返す事が出来て、トータルで見ると昨年よりも売り上げを伸ばす事が出来ました。

そして、ようやく昨日の1月第2週目の月曜日から通常の営業に戻った感じです。

アメリカの小売店は年末年始休み無しが普通

さて、今回の記事の本題はホリデーシーズン商戦を振り返る、では無くて(その割には結構その内容にスペースを割いてしまいましたが。。)、小売店の年末年始営業に付いてです。

日本のニュースで、年末年始にお店やレストラン営業は辞めた方が良いのではないか?という議論がされていたのを目にしました。

日本の小売店の事はもう良く覚えていないのですが、、12月31日まで営業して、1日は休みで2日からの初売り、福袋発売スタートという所が多いのかな?と思って調べてみると、アメリカと同様年末年始休みなく営業しているお店、デパートがあるではないですか?!何だかな。。

もし、元旦から初売りスタートならば、アメリカの小売店と同じです。そうです、アメリカの大手の小売店、モール等、ほとんどのお店は年末年始も休み無く営業しています。

日本では、福袋商戦という日本独特の絶好の商戦機会がある為、年始は出来るだけ早く始めて、お客さんを逃さない様にしないといけない、という考えがあると思いますが、逆に年末年始、もしくは年始の数日はお店を休みにする、というお店が少しずつ増え始めているという記事も目にしました。

アメリカでは、福袋と言った商売もありませんし、日本ほど元旦という日に特別感はありません。どちらかと言うと、31日のイブに大いに盛り上がりますが、1日は普通の日曜日みたいな感覚です。そして一般的に2日から仕事初めです。

その為、上記の様にアメリカの多くのお店は年末年始は休み無く営業しています。

日本で働いていた時は、一般企業の社会人だった為、年末年始は1週間位の休みがありました。それが今では、がっつりと年末年始働いています。

アメリカの風習と言っても、この日本の正月休みの事を知っている私としては、せめて31日と1日位は2連休取りたい所ですね。。

それが、日本では正月休みという風習がある中、年末年始休まず営業している小売店で働く人々はどうなんだろう?日本では正月は実家に帰って、家族で大晦日とお正月を過ごす人、旅行に出かけるという人が多い中、正月休みも無く、しかも福袋セールの為にサービス残業をしている販売員も居るかもしれません。。

お店、会社オーナーからしたら、稼ぎ時の年末年始もやっぱり運営したいと思うかも知れませんが、実際に働く身からしたら、やっぱりモチベーションは下がる。。

アメリカで働く私でさえ、ホリデーシーズン商戦で心身共に疲れ切っているのに、年末年始も働かないといけないのは、正直「何だかな。。」と思うので、日本の年末年始に休まずに働く小売店、レストランの人達もそう思う人は居ると想像出来ます。その人達の親御さんが可哀そうかもしれませんね。

勿論、そんなの関係なく年末年始も当然、働かないといけないとされている、公共機関の人や警察官や消防署の人達等もいますので、これを言い出すときりが無くなってしまうのは確かですが。。

まとめ

ホリデーシーズンは営業時間も通常営業時間よりも長くなり、勤務時間もいつもに増してバラバラになり、また連勤も増えたり、そして日々とても忙しく、クリスマス後にはギフトの返品、返金がスタートして、またそれに伴う問題処理もとても増え、まさしく心身ともに疲れ果てた、という感じです。

25日のクリスマスはお店が休みですが、それ以外は全てオープンで、年末年始も休まず働かないといけません。「小売店で働く宿命だろ!」と言われれば全くその通りで、自ら選んだこの道だったので、私としては自らこの環境を変えて行きたいと思っています。

しかし、もし可能であるならば、年末年始は社員、スタッフの為と彼等の家族の為にお店、仕事を休みにしてあげれる環境になれば良いと切に願っています。

昔は確か、、年末の事は良く覚えていませんが、年始はほとんどのお店が休みだったと思いますし、それでも以前はそれが当然だった為、それで問題なかったと思います。休みにしようと思えば、出来るのではないでしょうかね?

勿論、年末年始、正月も関係なく喜んで働いている人達もいると思います。私も、本当にそれが理想なので、1年通して、喜んで、ワクワクしながら、また苦しくても苦笑いしながら、仕事をし続けれる環境にして行きたいですね。

コメント

  1. GONZO より:

    初めまして、GONZOといいます。
    昨年こちらのブログの存在を知り、楽しく読ませていただいております。
    いくつかアメリカの小売業についてお聞きしたいことがあり、コメント欄をお借りしました。
    私は現在日本の小売企業(おそらく最大手)に勤めております。入社して日も経験も浅い現場の担当員ですが、ブログの記事を読みアメリカではどうなのだろう、といろいろと気になることが出てきました。
    一つ目は、店舗運営のITシステムです。
    私が勤めている会社の店舗運営システムはかなり不便なものが多いです。例えば、在庫の発注について挙げますと、商品の種類が多くあるにも関わらず発注時は専用端末にてJANコードを直接手入力して発注する形式です。パソコンを使って発注することもできますがこちらはあくまでも緊急用で常時使えるわけではなく、また、入力時に専用端末でしか調べられないデータが必要であるというように煩雑で手間のかかるシステムになっております。(専用端末の起動、動作も決して早いものではありません)
    他にもこの例と同じように不便に感じるシステムが多くあります。
    日本よりもはるかにITが進歩していると言われるアメリカでは、小売業の店舗運営におけるITシステムは便利なものなのでしょうか。それともやはり私が勤める会社のようにどこか不便な点があるのでしょうか。
    二つ目は、店舗における労働システムです。
    私の会社は、日本の小売業の例にもれずどの店舗も365日稼働しています。しかし稼働日数に対して人員とその業務内容が合っていないように感じられます。私の所属するグループでは各部門につき担当者が一人割り振られているのですが、当然休日があります。その間の接客や売場のメンテナンスは場合は他の者が担当します。つまり、実質的に担当者一人一人が全部門について商品知識を始め、仕事の責任を負う状況にあります。業務も接客や在庫の発注、管理だけでなく陳列や売場の演出もあります。特に、売場の演出に至っては企画だけでなく陳列や移動までマネージャーや課長までもが参加して行っています(売場の演出がその職位の方々の通常業務に組み込まれているものかどうかは分かりませんが)。
    また、このように業務が多岐に渡るにもかかわらず残業時間削減の指示が出ているため、口には出しませんが私より上の職位の方々、ひょっとすると私と同じ職位の方々の中の幾人かは退勤後に業務を、いわゆるサービス残業まで行っています。
    ここでお聞きしたいことは二つです。アメリカでは業務ごとに担当者が分かれているとお聞きしますが、実際小売店の現場ではどのような業務、職位に社員は振り分けられているのでしょうか。また、通年営業を行い残業時間に制限をかけている中、業務または部門の担当者として振り分けられるのは一人ずつ、といったことはあるのでしょうか。
    お聞きしたいことは以上になります。
    長くなってしまい申し訳ありません。人件費や棚卸方法と店舗運営に関わるシステムについても記事で言及されていたので、いろいろとお聞きしたくなりました。
    お忙しい身であることは承知しています。お好きな時にご返答いただければ幸いです。
    お待ちしております。

    • Yasutomo Tomita より:

      初めまして、GONZOさん。
      ご質問どうもありがとうございます。
      お答えして行きますね。

      1:アメリカでは、小売業の店舗運営におけるITシステムは便利なものなのでしょうか?
      残念ながら、私は本社機能の仕事にはタッチしていません。というのも、2つ目の質問にも関連してきますが、アメリカの企業全般に言える事で、私の小売業でも当然ながら仕事がとても細分化されており、各部署の人間がその部署で専門家であるというのがベースにあり、他の部署/担当の仕事には基本的には全く関わっていない、というのが現状の為、、この質問のシーズン発注/追加発注に関しては、基本的には本社のバイヤー部署の人達が専門に行っているので、どの様なITシステムで発注を行っているのかは分かりません。ただ、お店と本社を繋ぐITシステムはとても優れていると思いますし、本社のIT部署は常に改良に挑戦していますね。やっと覚える事が出来たシステムが違うシステムに変更する、もしくは全く新しいシステムを導入する等、現場サイドではとても大変ですが。。

      2:店舗における労働システムについて、実際小売店の現場ではどのような業務、職位に社員は振り分けられているのでしょうか?
      1の答えとは矛盾してしまいますが、小売店現場サイドでは細分化はあまりされていません。もしかしたら私の会社は特別かもしれません。通常の大型店はマネージャー達が居て、裏方の入荷、在庫管理担当、販売員、ディスプレイ担当ときっちり分かれているのが通常だと思いますが(本社では当然、上記の1の答えの様にディスプレイ部署、商品管理、店舗運営部署、バイヤー、セキュリティー部署等、、本当に数え切れない細かい部署数があります)、私達のお店ではマネージャーの中で担当が分かれ、その下は正社員もバイトも基本的に皆販売員として採用し、お店運営に必要な様々な仕事をしてもらっています。以前記事にもしましたが、アメリカでは時給が年々異常に上昇してきていて、お店運営を苦しめて来ています。その為、人件費を出来るだけ削減しようと本当に日々努力をしていますし、本社からも厳しくつっこまれます。そして、これも以前の記事に書いたのですが、バイトに対しても、とにかく実力主義で、仕事が出来ない人は時間をどんどん削られてしまい、週30時間の人も居れば、週4時間のみしか入れられないスタッフも居ます。

      3:通年営業を行い残業時間に制限をかけている中、業務または部門の担当者として振り分けられるのは一人ずつ、といったことはあるのでしょうか?
      私達も基本は残業はしない様に努めています。私達のお店、現場ではマネージャーは一応担当が分かれていますが、マネージャー職の仕事は本当に多岐に渡ります。お店運営にかかわる事はほぼ全てやっていると思います(発注はしませんが。。)。一応フロアー担当、在庫裏方担当と別けられていますが、私達はお店運営にかかわる事が仕事のベースで、それにプラスして、それらの担当の業務をやるという形です。社員とバイトは接客がメインの仕事ですが、裏方的な仕事も当然やります。

      質問に対する答えがきちんと出来ているか不確かですが。。

      • GONZO より:

        ご返答ありがとうございます。
        どのご回答も驚くことばかりで、とても参考になりました。

        まず発注は本社が担当しているということに驚きました。顧客や地域性をよく理解しているであろう現場の判断に任せるものだと思ってたもので。
        また、ITシステムが頻繁に変わるということも驚きです。私の会社ではシステム変更にも結構なコストがかかるということで一度システムを動かすとよほどひどい問題がない限り運用を続行する形式なので。頻繁な変更により大変だということですが、システムそのものは優れているとのことで、羨ましいです・・・。やはりITへの力の入れ方はアメリカと比べて劣っているなと感じました。

        現場サイドの職務が細分化されていないということは意外でした。
        よくアメリカでは日本のいわゆる総合職とは異なり、社員の仕事の範囲が職務に寄ってきっちり分けられているとお聞きするのでてっきり明確に仕事が分担されていると思っていたのですが。

        上記のことを踏まえて追加で質問があります。
        現場での業務は細分化されておらず、また、マネージャー職の業務は多岐に渡るということですが、それらを含めて自身の業務の範囲が細かく明確に定められているのでしょうか。日本では基本的に総合職で採用された社員は、部門や部署など大きな枠組みでの分担はあっても自身の業務の範囲が明確に分けられておらず、定められていないことが多いと聞きます。時には派遣社員や契約社員、アルバイトまで定められていないことがあるとも聞きます。このように業務の線引きが細かくないことから社員は個々人に寄って業務量や内容が違うということ起きたりしますが、アメリカでは業務が多岐に渡る場合、業務とその責任について具体的に、明確に定めらているのかどうか気になり、追加で質問いたしました。
        ぜひお教えいただければと思います。

        • Yasutomo Tomita より:

          シーズン発注に関しては、それこそITを駆使してデーターを元に発注しているはずです、と信じたい(笑)。というのも、現場サイドとしては、やはり何でこのスタイル、この色をこんなにオーダーしているの?と疑問に思う事は当然ありますからね。追加発注に関しては間違いなくデーターを元にオーダーしています。
          マネージャー職の業務の範囲が細かく明確に定められているか?という質問に対してですが、日本の小売店で働いた経験はないのですが、アメリカの日系企業でもマネージャー職として働いていたので、その日系企業と比較するとアメリカの米国企業は間違いなく、業務の範囲は決められています。日系企業時代は発生する事に対して、何でもかんでもやらないといけなかったのですが、今の会社ではそれはないですね。
          人員を募集する時も、専門職としてそのポジションの募集をしています。アメリカでは、日本の様に総合職で募集する、という事自体無いのでは無いかと思います。ただ、小売店のマネージャー職の場合は範囲が広く、お店運営にかかわる事、人材教育、カスタマーサービス、問題対処、売り上げ対策、ディスプレイ等、やる事が一杯ありますが、前記の様に本社勤務の場合は、専門職として細かく細分化されていますね。

          • GONZO より:

            なるほど、アメリカの場合マネージャー職でも範囲は広くとも業務がちゃんと決められているのですか。
            担当範囲が明確にされている分、より迅速に仕事に当たれそうですね。

            この度はいくつもの質問に対し丁寧に教えていただきありがとうございました。
            おかげで日本とアメリカの店舗での業務における違いが具体的に分かり、とても参考になりました。これまでとは違った目線で自店の業務を見ることができそうです。
            大変お手数をおかけしました。
            新しい記事を楽しみにしております。