アメリカの返品事情 #2

アメリカの返品習慣とルール

前回のホリデーシーズンの返品の話の次は、アメリカでの返品習慣についてです。日本とは全く違う習慣を持っています。前回話した様にギフト返品に対してせっかくもらったのに申し訳ない、という感情は無く返品するという事でしたので、当然自分で購入した商品に対してもどんどん返品していきます。日本ではそもそも客側都合では返品不可のお店が多い??もしくは返金は不可でしょうか。アマゾンの様な米企業の影響で日本の返品事情も変わってきているかもしれませんね。どちらにせよ、アメリカより寛容ではなかったと思います。

お店のリターンポリシー(返品ルール)はお店によってさまざまですが、私たちは購入60日以内でオリジナルコンデションでレシートを持参すれば返金する、レシートがない場合は期限無しのストアクレジット発行、という内容です。もしかしたら日本のお店でも同じようなポリシーの店もあるかもしれません。しかし、、実際のアメリカの返品内容はとんでもないです。

アメリカで行われている実際の恐ろしい返品状況

当たり前の感じでレシートなし、1年前購入の商品、商品タグを取ってなくした商品、既に使用済みの洋服を返品に来ます。ひどい人は散々着込んだ後に、破けたりジッパーが壊れたりしたら、商品欠陥として平然と持ってきます。ニコニコしながら返品に来て、サイズが合わないのでサイズ交換して欲しいと来店、勿論商品を着ていないか、汚れていないかチェックして問題なさそうだったので、サイズ交換に対応しました。その後商品を何気なくチェックしたら、袖部分が酷く汚れていたのに気づきました。汚れが分かりにくい色だったので、パッと見では気づかなかったのとプラスそのお客様があまりにもニコニコフレンドリーでしかも返品ではなく、サイズ交換だったので、信じてしまって見逃してしまったのです。袖部分は特に着用済みかどうかが顕著に見れるので、それ以降はきちんとチェックする様に務めています。

私たちはスキージャケットとパンツも取り扱っていますが、まさしくスキーレンタル店の様に利用する人もいます。勿論、そういう商品返品を受けない様に気を付けますが、上記の様に分かりづらい汚れで返品を受けてしまうケースもあります。平然と汚れた商品を持って来て、断ると着ていないのに何で返金出来ないんだ!と怒り出す方も居て、正直本当に呆れてしまいますが。。特に子供連れでそういう返品をされる方がいて、絶対に子供の前でそういう事をする親にはならない様にしようと反面教師にしています。

今後アメリカでネット販売も含めてお店開業を考えている方々へ!

以前の日系のお店でのリターンポリシーは2週間以内で返品可能。但し返金はなし、6か月期限付きのストアクレジットのみ。日本のお店は返品不可というのを基準にアメリカの他店を考慮し法律も確認して決めたポリシーですが、全くアメリカの返品事情を考慮していないポリシーでした。2週間以内がまず短く、返金なしというのがありえない、そして法律では認められているという理由からストアクレジットに使用期限がついている、という内容。本当に多くのお客様からクレームを受けました。日本に本社がある為、こちらの事情をいくら現場意見として提案しても日本の返品基準をベースにしている為受け入れがたいのです。その分現地スタッフにしわ寄せがきてしまうのです。

今後アメリカでお店開業を考えている人、企業の担当者は返品に対してきちんと現地の他店をリサーチ、実際に体験して決定する事を強くお勧めします。アメリカの大手お店では何年前購入でも、レシートなしでも、腐っていてもお客様が気に入らなければ返金する、というポリシーを掲げているお店もあります。それ位アメリカでは返品に対して、日本では考えられない位寛容なのです。

リターンポリシーは勿論法に基づいてお店側が決める事が出来ますが、アメリカのこの返品の状況を十分理解し、検討した上で、是非決定して下さいね!