アメリカ小売店で働いていたら日本では考えられない盗難が起こりました

アメリカでは商品盗難が日常茶飯事

以前にも何回かアメリカの小売店の盗難事情を記事にしてきました。

盗難が頻繁に起こるアメリカ小売店ではスタッフの盗難も非常に多いという現実

アメリカ小売店での恐ろしい盗難事情と米国企業の対策

そうなんですよね。。

日本でも勿論、お店での盗難はありますが、アメリカだとその頻度が非常に高い。

アメリカの小売店では、盗難が発生する事を前提にして、盗難が起きにくい様にする為に、スタッフへの教育や、対策をしっかりとっていますが、それでも盗難は頻繁におきます。

私達の会社では、LP(Loss Prevention)セクションと言って、お店の損失を防ぐためのチームがあり、盗難防止や、レジスターでの詐欺まがいの行為の監視、スタッフが不正していないかの監視、スタッフとお客さんの安全対策等、お店の損失を防ぐ事を広い範囲全て、管理している部署です。

私はお店側で働いているので、このLPとは非常に関わり合いが深いですし、彼らは会社の色々な部署の中でもとても重要な位置に居ると思います。

そんなアメリカの盗難事情ですが、先日とんでもない盗難未遂が起こりました。。

実際に起こった驚く様な盗難事件

ある週末の忙しいお店で、スタッフ達はバタバタとしていました。

そんな中、沢山のPRICE TAGと空の靴箱が入った買い物用のショッピングバッグが出口付近の床に落ちているのをスタッフが発見しました。

完全に盗難です。。

商品を買い物用のショッピングバッグにどんどんと入れて、お店を徘徊して、出口付近で商品を着込んだり、手で担いでお店を出て行ったと考えられます。

商品バッグをパンパンにしてお店を徘徊していた人物はとても目立った感じの男性だったので、スタッフ皆が「あの人が盗難した!」と明確になっていました。

そして、バッグを発見して、スタッフ間で盗難者の確認と被害を把握しようとしていたら、本当に恐ろしいぐらいの偶然の出来事があり、一人の警察官がお店に来店してきました。

違う用事でその警察官がたまたま来店してきたのですが、私達はその警察官に詳細を話して、その容疑者と思われる人物の特徴等も伝えたら、警察官がお店の周りを探しに出て行き、直ぐに「駐車場に居たのを捕まえたけど、どうしたい?訴えるかどうか?」と連絡がありました!!

アメリカでは訴えないと、何も始まりません。。

とにかく、商品を全部返品させて、とりあえず留置所に確保する事になりました。

その後どうするかは、会社のLP部署が警察とやりとりをする事になります。

私達は警察にレポートを出してもらう為に、店内ビデオをチェックして、とても事細かな詳細を提示しないといけません。

商品を全て確保し、警察にも詳細をレポートして、その後会社のLP部署にも当然、詳細をレポートしないといけません。

そして、とりあえずひと段落ついた、ここからが日本ではあまり考えられないケースだと思います。

商品にダメージが無いか等、をチェックしていたら、ジャケットのポケットの中から、何と!注射器が出てきました!!

しかも何かの液体がその注射器の中に入っていました。

盗難した容疑者はドラッグ中毒者という事です。。

盗難したジャケットを着て、速攻車の中でドラッグをやったのだと思われます。。

アメリカではドラッグにより人生をダメにする人が沢山います。

以前ボランティアに参加した記事でも書きましたが、多くのホームレスがドラッグ中毒者というケースがあります。

アメリカでボランティア活動

まさか、ポケットの中から注射器が出てくるなんか、想像もしていなかったので、完全に引いて恐ろしくなってしまいましたが、落ち着きを取り戻して警察に連絡して取りに来てもらう様に伝えました。

ちなみに、注射器を英語でなんていうんだっけな??と思いつつ、Injectorインジェクターだったかな。。shotかな。。と不確かながら、警察に電話して、警察官に「ポケットの中からインジェクターを見つけた!」と言っても上手く伝わらなかったので、あれ?違ったかな。。と思い「それは多分ドラッグに使われたと思う」と何か伝わる方法が無いかと言葉探しをしていたら、警察官が「Syringeの事か?」みたいな感じで理解してくれたので、そこで注射器はSyringeだという事を学びました。

更にちなみにですが、、容疑者が捕まえられた時に使われた「Prosecute」起訴する、という言葉を学びました。

この”Prosecute”のやりとり時には、この英語の意味が全く見当がつかなくて、緊迫した状況の中、上手く会話がかみ合わず、マネジャーとしてきちんと対応出来ずに、他のアメリカ人マネージャーが対応してくれて、私の方が立場的に上にも拘わらず、部下に助けてもらい、正直恥ずかしくもあり、情けない思いをしたのですが、この残念な経験によってこの言葉を学ぶ事が出来たので、「知らかった事はしょうがない!一つ言葉を学ぶ事が出来た!!」と割り切りました。

こんな英語からみの事はしょっちゅう起こるので、「私は英語がネイティブじゃないから、そこは他のマネージャーと比較しても到底勝ち目がないし、単に私の仕事の中での弱いポイントの一つとして見て、他の強みでその弱点をカバーするしかない」とある意味、本当に割り切るしかないですね。

話を戻して、警察官が注射器を取りに来た時に、「これは間違いなくドラッグだな。」と言っていました。

まとめ

アメリカの小売店では盗難は頻繁に起こりうる事です。

いかに盗難を減らすか。そして、銃の恐怖が常についてまわるアメリカでは、いかに危険な事に巻き込まれない様にすればいいか、にポイントを置いています。

日本の小売店とは盗難防止に対する観点が全く違うと思います。

今回、盗難された商品から注射器が発見されるという恐ろしい体験をしましたが、別の観点から見て、ドラッグ中毒者もアメリカの中では大きな問題の一つですね。。

お店の盗難防止も同じ事ですが、アメリカに住んで居ると色々な出来事が必然的にも偶発的にも起こりますが、その問題にいかに対応して行くがが重要なポイントかな、、とつくづく思います。