アメリカの賃貸で起こりがちな退出時のデポジット(敷金)返金問題

デポジット返金でのトラブル

さて、前回のアメリカ賃貸の礼金、敷金のシステムと賃貸契約内容の続きです。

アメリカのアパートメント契約でデポジット返金のトラブル、というのは本当に良く聞きます。

そして当然の様に、、私もその被害者の一人です。。

返金トラブル:その1

それは私が学生時代から社会人になる間の約2年から3年位住んでいた、家賃$450という激安!の一軒家の小さい部屋を借りていた時の個人オーナーとのトラブルです。

当時はまだ学生で、日本であくせくと貯めてきたお金を学費と生活費の為に、とにかくセーブしないといけなくて、贅沢な暮らしは出来ない!という強い思いがあった為、その小さい部屋で、しかもその家に住んでいた4-5人で1つのバスルームをシェアする、という厳しい環境の中、生活していたのですが、いざ住んでみると、問題はそのバスルーム位で後はキッチンも自由に使えたし、そのアメリカ人とインドネシア人夫婦オーナーとの関係性も上手く築けていたと思います。

そして、ロサンゼルス郊外からウェストロサンゼルスに引っ越す事に決めて、その1か月前にきちんとオーナーに退出届を出しました。

その当時はデポジットの返金システムという事をきちんと理解しておらず、退出前に一緒にオーナーと部屋のチェックをすべきなのに、デポジットは後で郵送すると言われて、掃除もきちんとしたし、何も問題がないから全額帰ってくるはずだと勝手に思い込み、当日鍵をオーナーに返して退出しました。

その数週間後にオーナーから郵送でチェックが送られてきました。

相当前の話なので、金額は良く覚えていないのですが、、その金額の少なさに怒りを覚えた様に思います。

$450のデポジットから引かれた金額の話ですので、たかだか知れている金額ですし、2年から3年住んでいたにも関わらず一度の値上げも無く、今思えば電気代等の公共費も払っていなかったと思いますが、当時は渡米から数年後の事で、アメリカ人になめられたくない!!という強い思いからか、、金額の事よりも、彼等に負けたくない、という思いがあり、戦う事に決めました。

ネットでデポジット返金の事を色々と調べて、普通に住んでいて汚れたり、使い古されたりする物は避けようの無い事として、基本的に全額返金されるという事を確認して、この返金額は不当で、残りの金額を全額返金してください、と正式にレターを提出しました。

2回位レターで提出しましたが、何も音さたが無かった為、本当にたかだか知れている金額にも拘わらず、「もうお金の問題ではない、負けたくない!」との思いから、、、お金を回収する会社に依頼金を払って、回収依頼をしましたが、それでも毎回居留守をされたらしく、結局回収出来ませんでした。

そして最終的にSmall Claims Courtと言う、こういう小さいいざこざを解決する裁判所にクレームを提出して、裁判で戦う事にしました。当然クレームにはお金がかかりますが、もうお金の事は本当に関係ありませんでした。。

が、オーナーは裁判当日に現れる事はなく、、結局どうする事も出来ませんでした。。

そうこうしている内に怒りも収まってきて、小さい金額だし、渡米後数年で無知なりにやれるだけの事はやったから、もう次のステップに行こう!とこの問題を自分の中で終える事にしました。

返金トラブル:その2

その後はデポジット返金に関しても知識を少しずつ高める事も出来たし、幸い良いマネージメントカンパニー、個人オーナーが所有するアパートメントでしたので、何も問題がなかったのですが、やはりその時は再びやってきました。。

個人オーナーから借りていた物件での出来事です。

そこには約2年半位住んでいましたが、そのアメリカ人オーナーとは何か修理が必要になった時に来てもらう程度だったので、年に3回位会う程度でしたが、何の問題も無く、会えば楽しく会話出来る様な良い関係でした。

通常退出後、21日以内にデポジット返金をしないといけない規定がありますが、1か月経っても何の音沙汰も無い為、問い合わせのメールをすると、汚れや修理箇所が多い為、返金する事が出来ないと返信が返ってきました。

確かにペットのおかげで、、カーペットにはシミとかが出来ていましたが、半分から2/3位の金額位は返ってくるのでは?と思っていました。

今回は$2,000のデポジットという、そこそこな金額ですし、何もその修理の詳細の明細も無く、単に汚れと修理の為に全額返金が出来ない、との返事。しかも21日内に返金するという規定も破って、こちらから連絡をしなかったら、きっと何も連絡しなかっただろうと想像出来るし、、再び戦う事に決めました。

彼等と戦う為に色々と調べて、専門的な知識を得る必要もあり、その為の時間も掛かる為、今回はその時間と労力に対してお金を払って、専門家を雇う事にしました。

やはりいる物ですね、、デポジット返金でのトラブルを解決する、という専門家が。。

それだけ、アメリカでは頻繁にこういったトラブルは起きている、という事が容易に分かります。

何回かオーナーサイドと正式なレターのやり取りで、結局半分の$1,000を得る事が出来ましたが、それも本当は納得できない結末で、正当な理由で$2,000の内の$1,500を要求していたにも関わらず、彼等は最終的に勝手に$1,000を郵送してきました。

私達が雇った専門家の人からは、Small Claims Courtにファイルする事を勧めます、と言われました。21日過ぎても何も連絡を取って来なかった事で、倍の$4,000を勝ち取れる可能性もあるし、このトラブルの内容的には私達の方が有利なので、最悪でも$1,350位は取れると思う、との事でしたが、後$350の為に時間と労力をかけたくなかったので、もうこの$1,000の返金でこの件は終了する事にしました。

学生時代に起こった前回の時ならば、恐らく「これだけバカにされたら、絶対に$4,000勝ち取ってやる!!」と息まいていたでしょうが、その時より大人になったと言うのか、そんな事やプライドみたいな事よりも、大事な事や物が増えたのでしょうね。。

まとめ

アメリカの賃貸では、このデポジット返金のトラブルというのは本当に良く起きています。やはり、契約時にきちんとした契約を交わして、退出時の事もきちんとその契約書の中で確認しておき、退出前にはオーナかマネージングカンパニーの人と一緒に修理すべき箇所を確認しておき、出来るだけ自分で修理して置く事をお勧めします。

それプラス、無知だと思われたら本当につけ込まれるだけなので、ネットでこのデポジット返金のルールを調べる等して、ある程度の知識は得ておく必要はあると思います。

本来ならばデポジットは全額返金されるべきなので、その全額というのを基準にして、壊してしまった箇所等を差し引きをしていけば良いと思います。

日本人だからと言って、無知な外国人だからと言って、もし不当に金額を引かれてしまっても、簡単に泣きね入りせずに、正当な方法で正式にクレームを出して、戦いましょう!