アメリカでインタビューを受けるのはネイティブスピーカーでは無い私達にとって、とても難しい事です。
英語で面接なんか無理!
アメリカの面接なんか一体何を質問されるか想像も出来ない!
あと2週間後に英語の面接があるけど、今やっている準備で十分なのか見当もつかない。。
等と雲をつかむ様な感覚と、大きい壁に恐怖心を感じる人もいるかも知れませんね。。
私もそうでした!でも、準備をしっかり、これでもか!という位にする事でポジションを掴み取る事が出来ます。
私は現在の会社に入社する時の就活時と今回の昇進の為の面接との経験がありますが、この記事は昇進時に受けた面接について明記します。
では、私がどんな準備をして、面接では実際どんな質問内容だったのか?
「英語での面接が上手く行く6つのポイント」を含め、詳細を順番に明記して行きますので、これからアメリカの企業、外資系企業で英語で面接をしないといけない人の参考になるはずです。
最後まで読んで頂くと、「あれ?英語の面接、何とか成る様な気がしてきたかな?」と思える事でしょう。
英語でのインタビュー(面接)準備
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英語に限らず日本語だとしても、インタビューをする為には準備をしっかりとしないといけません。
英語の場合、特に私達の様な英語が第二言語の場合は英語がネイティブの人達よりも、相当に前準備と練習をしておかないと、予想外の質問をされた時に何も答えられないという、想像しただけでも「恐ろしい瞬間」が来てしまうかもしれません。。
逆に言うと準備と練習さえしっかりしておくと、ネイティブスピーカーの人達にも負けない可能性が十分にあります。
実際、私もそのおかげで彼等に打ち勝つ事が出来ました。
さて、前回の記事:祝!アメリカの米国企業で昇進が決定:昇進までの流れ編でも明記しましたが、5日間で相当集中して準備と練習をしました。
では、本題に移って、どうやって準備と練習をしたかを明記していきます。
今回の面接は普通の入社面接ではなく、社内の昇進をかけた面接の為、面接の内容は絶対に今の仕事内容に繋がる事ばかりのはずです。
私の場合は小売なので、どうやって売り上げをあげていくのか、スタッフへのトレーニング、モチベーション維持方法、コーチ方法、目標とのギャップの埋め方、問題提議とその解決策等の返答を悶々と考えました。
後はアメリカの面接でほぼ聞かれるであろう質問:あなたについて話して下さい、という自分の過去の経歴とか何のスペシャリストか、といった内容を2分位で答える質問と自分の強み、弱みに関する質問。
最後に必ず聞かれる、質問は何かあるか?と聞かれた時に聞く質問を沢山考えておく事。
それらをワードで、質問毎に答えを何回も修正しながら書いていきました。
そこまでの作業に時間がとてもかかります。
書いている内に、あれ、あっちの内容の方が良いかな?とか、これじゃちょっとインパクトが無いな、、他に何かないかな、、等何回も何回も書き直しながら完成に近づけていきます。
結局プリントアウトしたら、質問と答えで4枚になりました。
英語でのインタビュー(面接)練習
準備に相当な時間をかけて内容を仕上げて、練習をきちんと始めたのは前日ですが、正直それだけでは間に合いません。
英語ネイティブスピーカーの人達だとそれで充分かもしれませんが、ネイティブスピーカーではない私だと全然十分ではありません。
5日間の初めの段階で考えられる、自分の事を2分位でまとめて話す答え、自分の強み、弱み等は、早い段階でまとめてしまい、行き帰りの通勤の車内で先に練習を始めました。
とにかく練習、練習、練習!!
ネイティブスピーカーの様に、どんな質問にもパッと切り返しが出来るのであれば良いのですが、私はとにかく色々な質問を想定して、答えをいくつかのパターンに分けて直ぐに答えられる様に準備、練習を繰り替えしました。
当然、前日はもう夜中過ぎまで一人で悶々と練習をしていました。
英語でインタビュー(面接)本番!
さあ、本番です!!
久々のインタビューというのもあって、最初は緊張感があって上手く話せない部分もありましたが、エリアマネージャーが上手くリラックスさせてくれて(感謝!)、段々とエンジンがかかってきました。
では、実際にどんな事を聞かれたのか、覚えている範囲で明記していきましょう!
- Tell me about yourself?(あなたの事を話して下さい。)
- 以前の職場の事について(どんな会社で、どんな仕事内容か?)
- 前職ではトップのマネージャーとして、どういう方法で売り上げを上げたのか?
- なぜ、前職を辞めたのか?
- このポジションの前任の人はどんな人で、どんな仕事をしていたか?
- 前任の人がいなくなって、あなたがそのポジションに就いたならば、どの様にあなたは変えて行くか?
- どのようにしてスタッフにトレーニングをするか
- 強みは
- 弱みは
- 会社の直面している2つの問題点について、それぞれの問題をどうすれば改善できるか
- スタッフにはどうやって改善させるか?
- 面接官をスタッフとして、実際にロールプレイング
- 質問は?
他にもいくつか質問されたと思いますが、これらのやりとりで約1時間強位でした。
英語でインタビュー(面接)が上手く行く6つのポイント
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前職、前々職でも私は面接をする側の立場で、トータルすると過去100人以上は面接してきたと思います。
その為、面接官としての意図や何をチェックしているのか、というのも私なりに大体分かります。
勿論、人によって見るポイントや感じ方が違うので一概には言えませんが、いくつかポイントがあります。
1:しっかりと目を見て話す
面接で、目を見て話すのは当然の事。
もし出来ないのならば練習するしかありません。
途中で予想もしていない質問をされて焦ってしまい、挙動不審になる事もあるかもしれません。
はい、私もありました(笑)。
しかし、その場面を何とか切り抜けたら(例え切り抜けられなくて、大失敗したとしても)、そこから盛り返しましょう!
その為には、その失敗を忘れさせる位に目をしっかり見て、自信たっぷりに答えて行きましょう。
2:自信があり、尚且つ爽やかそうな感じに振る舞う
これも上記のしっかり目を見て話す、に関連する事ですが、おどおどした雰囲気や、たどたどしい感じだと、特にマネージャー職では致命的です。
ただ、その自信の現れが単に偉そうで生意気そうに見える事もあるので、自信がありそうだが、誠実で爽やかそうに見せる事も大事だと思います。
特にアメリカ人の多くは普段から自信たっぷりに物事を話すので、特にどっしりかまえて終始誠実に話しましょう。
3:各質問で自分の得意な事、アピールポイントにもっていく。
面接官は答えの内容を勿論、重要視していますが、それよりも自信を持ってきちんと答えているか、という所をより注意してみています。
例え質問から答えが多少ずれたとしても、それは大きな問題にはなりません。
話の最後は結局自分のアピールしたい事に持っていく事は、よっぽどトンチンカンな答えや、同じことを何回も繰り返しているのでなければ、問題ない事が多いです。
質問した内容よりもその答えに面接官が引っ張られたら、もうあなたがこの面接の流れを作り出しています。
4:具体的な数字はアピールポイントになる
もし、マネージャー職ならば、出来るだけ具体的な数字を頭に叩きこんで下さい。
そして、面接で数字をどんどん出して下さい。
数字を聞かれてなくてもです(笑)!
その結果、数字に強いというアピールになり、ライバルが居る場合は面接官が判断する材料として有効です。
もしあなたが数字で的確に答える事が出来るならば、これは本当に分かり易いですよね。
この数字はネイティブスピーカーでなくても出来ますし、頭に叩き込む事さえ出来れば、英語のハンデは全くなくなります。
逆に言えば、ここはアピールポイントです!
私は前職の大まかな売り上げ推移、現職の昨年と今年の細かいデータ、対ターゲット%、対昨年の%等沢山の項目の数字を頭に叩き込み、聞かれてもないのに、上記の様に私の得意分野として、答えの所々で強引に数字を挟んでアピールしました。
これは例えマネージャー職ではなくても、会社のホームページ等から得れる数字だけでも、面接官への印象は良くなるはずです。
5:最後に質問は?に対して質問する事は絶対!
最後に質問は?という質問はほぼされると思って間違いないです。
5つ位は質問を用意しておいて、その場の雰囲気、面接官が質問を沢山欲しているのか、もしくは1,2個で十分というオーラを出しているのかによって、状況判断をしてください。
質問は?は完全に面接最後のアピールポイント!!
「お、こいつ仕事の事分かっているな」、「問題解決しようとしているな」と思わす様な質問を何個かする。
とりあえず質問しないといけないからとくだらない質問をする人も多々いますが、それは逆効果です。
そういうのは面接官からすると見え見えです。
「質問は特にありません。。」はもう終了です。。はい、さようなら。
どれだけ、そこの会社の事を調べて、彼等が何を欲しているのかを考えて、彼等が欲しがるような質問をぶつけるべきです。
6:面接官は情熱、熱量を見ている
この候補者はどの位、本気でこの仕事を欲しているのか?採用した後、情熱を持って仕事に取り組むのか?というのはとても重要ポイントです。
答えの内容も勿論大切ですが、結局は面接官も人の子です。
もし熱くその仕事を希望されたのであれば、面接官も「よし、じゃー、ちょっと試してみようか!」となる物です。
例え、面接の途中で上手く行かなくても、もし本当にその会社、仕事、ポジションを欲しているならば、面接の後半でその情熱、熱量は出しまくって下さい。
途中の失敗なんか、その情熱でもう消えて無くなってしまいますよ。
もし他に同じ様なレベルの候補者が居るならば、本気でこの仕事をやってくれそうな人を雇いたいと思うはずです。
番外編:英語でインタビューの実践練習
今回は昇進の為の面接で時間も無かった為、全て私一人で完結したのですが、英語でインタビューの実践練習はオンライン英会話をお勧めします。
現在の会社に入る時の就活は初めての英語での面接というのもあり、オンライン英会話スクールを利用しまくりました。
上記に明記した様に、準備は十分にして、予想される質問に対する答えを頭に叩きこんだ後はもう実践あるのみです。
答えて、答えて、答えまくる事によって頭に定着して行って、予想していない質問にも、いくつもある答えのサンプルからぱっとどれか一つを選んだり、答えをミックスして対応する事が出来ます。
こんな便利な世の中、オンライン英会話スクールでの面接の実践練習は本当にお勧めです。
日本国内最大級のオンライン英会話。大手オンライン英会話スクールの安心感があります。
EFイングリッシュライブ
こちらは世界最大級のオンライン英会話。一般的なオンライン英会話の先生はフィリピン人が多い中、この学校ではほぼネイティブスピーカーの先生。
Cambly(キャンブリー)
この学校もネイティブスピーカーの講師達で、24時間予約なしで受講可能はとてもありがたい。
まとめ
英語が第二言語の為、ライバルでネイティブスピーカーのアメリカ人達とは勿論ハンデがあります。
しかし、面接はある程度決まったやりとりをする為、準備と練習をしっかりとして、情熱をアピールする事が出来たならば、言語が原因で彼等に負ける、という事は無いかもしれません。
私のライバルにあたるアメリカ人マネージャーは、面接当日、小休憩中もランチ休憩中もずっと紙を見ながら復習をしていました。
彼等も当然、準備、練習はしっかりしてきますが、彼等の2倍、3倍努力すればいいのです!
アメリカの就活では面接にたどり着くまでにかなりハードルが高いです。
面接までこぎつけたならば、面接はある意味、私達にとったら米国企業で働けるチャンスだと思います。
私の場合、その練習の成果で米国企業にマネージャー職で転職出来た結果、会社に入ってからは、面接の様に決まりきった予想されるやりとりはもう存在しない為、相当苦労するという現実を目の当たりにしました。
でも、そこからまた色々と新しい事を学ぶ事が出来ました。
そして、今回も準備と練習と情熱の結果、昇進する事が出来て、これからまた相当苦労する事が予想されます(苦笑)。