昇進までの流れの詳細
それでは、前回の祝!アメリカの米国企業で昇進が決定:報告編の続きです。
この昇進のシステムは米国企業独特な物なのかな、、とも思うので、詳細を明記してみましょう。
空きポジション
まず、1つ上のポジションの上司の昇進、移動が決定したと会社から伝えられ、マネージャー職の私と同じポジションに就くもう一人に、もし興味があるならば至急そのポジションに応募する様にと言われました。
会社内部と会社外部に募集をかける
この様に会社内部から適任者を探すのと同時に外部でも一般公募をかけます。
そうです!単に会社内で昇進を競って戦うだけでなく、外部の一般公募者とも戦わないといけないのです。
私の過去勤めた日本の会社、アメリカの日系企業では、特に専門職でも無かったので、誰かマネージャー職が辞めてもそのポジションに応募する等というシステム自体ありませんでした。
日本の会社ではこういう場合は幹部達が勝手に話し合って、過去の実績と将来性、適任等を考えて彼等が決めてしまいます。
決して、そのポジションに対して社内で募集等かけないですし、ましてや外部に募集をするという事等、専門職でもない限りちょっとイメージも出来ないです。
そして、以前勤めていたアメリカの日系企業で、私が辞めると上司に伝えたら、私はロサンゼルスエリアのトップのマネージャー職だったので、当然私のポストに誰が適任か、という話になります。
日本に本社があるバリバリの日系企業だったので、1か月以上の余裕期間があるにも拘わらず、外部から適任を探す、という考えはなく、当たり前の様に私の下のポジションだった社員を私のポジションに上げる、という選択でした。
こうやって米国企業で働いてみた今ならば、絶対に外部からも募集かけて、適任者を吟味するという作業は必要だった思います。
実際に、現在の米国企業で働き始めて、以前一つポジションが空いて、社内から1人応募して、社外からも数人応募が来たらしいのですが、結果的に外部からの応募者がとても良い人材で、その外部からの応募者の一人を採用したという事実もあります。
例え外部者でも、それで会社が良くなるならば当然の選択だとは思います。
外部者の応募方法と同じく社内部者も応募
話を戻して、、私達内部からの応募方法も外部の応募者と同様な方法で応募しないといけません。
「ボス、応募させてください!」の一言だけでは済まないんですよね。。その応募過程がめんどくさいんですよね、実際。。
ただ、レジュメのアップデートだけは免除されたので、それはかなりラッキーでしたが。
外部から2人、内部からは私と私と同じポジションのアメリカ人マネージャーの2人、計4人が応募したそうです。
闘志むき出しのアメリカ人マネージャー
その同じポジションのアメリカ人マネージャーはもう勝つ気満々で、マネージャーミーティング中にその話になると、皆の前で”I will win!” 「私は勝つ!」と言っていました。。
私にはとても考えられない様な事ですが、皆の前でそんな事が言える、ある意味ボスに対してのアピールも含んでいると思いますが、そんな事が出来るなんてすごいな、、と謙虚な私(笑)とは真反対のタイプなので、軽くですが尊敬さえ覚えました。
インタビュー準備
つい先日のブログで5日程集中してやらないといけない仕事があった、と明記しましたが、その仕事がまさしくこのインタビューの為の準備だったのです!
ボスからエリアマネージャーが来て面接すると言われたのがその5日前だった為、慌てて準備を始めたのです。
インタビュー自体がこの会社でのインタビュー以来なので、1年半以上前の事。しかも、現在の仕事内容が当然メインの話なので、前回のインタビュー内容はもう関係ありません。
全てやり直しです。。時間がかかりましたね。。結局インタビュー前夜は睡眠時間を削って、最後の練習を何回も反復して、一人でもごもご夜中につぶやいていました。
インタビュー
とにかく、ライバルはネイティブスピーカー達、私の英語は第二言語。そこはもう完全に開き直るしかありません。
言葉のスムーズさ、流暢さとかは完全に捨てて、完全に内容と情熱勝負(笑)!
どれだけそのポジションに対して自信があって、この仕事に情熱を持っているか、という事を全面に打ち出す様に努めました。
後は、外部からの面接ではなく、内部面接の為、そのエリアマネージャーとはあまりしゃべった事は無かったのですが、当然私のボスは私の強みも弱みも全て知り尽くして、そのエリアマネージャーにも伝わっています。
その為、自分の弱点も隠す事なく、さらけ出しました。ただ、それがどう改善されてきたか、という事も熱く語る様にしました。
久々だったので、最初はちょっと上手く表現できなかったのですが、徐々に調子に乗り出し?自分をドンドンとアピールできる様になってきました。
インタビュー準備、内容の詳細は今回だけでは書ききれないので、次回の記事でもっと詳しく明記します。
結果連絡
面接翌日は休みだった為、会社から「おめでとう!」の電話がかかってきました。
相当嬉しかったですね。。
電話をもらった翌日には早速、会社で色々な契約書にサインをして提出を済ませました。
まとめ
今回の記事の重要ポイントは2つ。
1:空きポジションが出たら、社内の人事から単に選考するだけではなく、実際にその人がどう思っているのか、本気でそのポジションをやりたいのか、本当に適任なのかを、直属の上司では無く、他のマネージャーである第3者によって、改めて面接する事によって、適切な最終判断が出来る。
2:社内選考だけでなく、社外にもっと適任が居るかもしれないので、社外にも応募をかけて、より可能性を探す企業努力をする。
今回の昇進選考は初めての体験だったので、色々と感じる事、考える事がありました。
では、次回は選考の為のインタビュー準備、インタビュー内容を明記します。
つづく。。